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デンソーウェーブ、研究現場に最適化できるモジュール型ラボ自動化システムを開発

「COBOTTA LAB Modules」が柔軟な構成・拡張を可能にし、研究業務の効率化と人的資源の有効活用を支援。

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デンソーウェーブ、研究現場に最適化できるモジュール型ラボ自動化システムを開発

株式会社デンソーウェーブは、企業・団体の研究業務を自動化することで人的資源の有効活用に貢献する「モジュール型ラボラトリオートメーションシステム(商品名:COBOTTA LAB Modules)」の提供を開始します。

少子化に伴う労働力人口の減少が加速する中、製造工程の自動化はもとより、製薬、食品、化学、環境分析など、人の手による作業が少なからず残る研究・検査の現場においても、限られた人材でより高い成果が求められる時代が到来していると認識しています。

こうした社会的背景を受け、当社は、半世紀近くにおよぶ産業用小型ロボットとその周辺機器の組み合わせによるロボット活用の知見を活かし、ラボラトリオートメーションに着目、2024年に産業用ロボットとそのシステム導入に不慣れな研究部門向けに、導入のしやすさと短期間での運用開始を可能にする「標準システム」を展開し、多くの研究・検査現場で自動化を支援してきました。

そうした中で、標準化されたシステムだけでは対応しきれない現場固有の要件や、研究の多様さに伴うシステム構成変更への柔軟な対応が求められるようになってくることを見越し、このたび、「モジュール型ラボラトリオートメーションシステム(通称:COBOTTA LAB Modules)」を新たにラインアップに加えました。


デンソーウェーブ、研究現場に最適化できるモジュール型ラボ自動化システムを開発
標準システム

「COBOTTA LAB Modules」は、柔軟性と拡張性を兼ね備えた次世代のラボ自動化ソリューションと位置付けており、「標準システム」があらかじめ構成されたパッケージ型であるのに対し、標準化されたモジュールを自由に組み合わせることで、現場ごとの業務フローやスペースに最適な自動化を実現、現場ごとの多様なニーズに応えます。そして、業務効率の向上と人的ミスの削減、品質の安定化に貢献、ひいては労働力不足という社会・産業課題に対しても現場の自動化を通じて、限られた人材資源をより創造的な業務へとシフトさせる、持続可能な事業運営体制の構築を支援します。


デンソーウェーブ、研究現場に最適化できるモジュール型ラボ自動化システムを開発
COBOTTA LAB Modules

当社独自に開発した構造設計に基づくモジュールは、横一列の直線構成を基本とし、入れ替えや再配置も自在です。プラグ&プレイ設計*により、追加モジュールの接続や運用も簡単に行えます。これにより、研究テーマの変更や拡張にも柔軟に対応でき、実験工程の自動化をスムーズに実現します。また、人協働ロボット『COBOTTA(R)』が走行軸を活用し各モジュール間を移動することで、複数モジュール間の連携も円滑に行えるなど、ラボの進化に寄り添い、現場ごとの課題や変化に柔軟に対応できる自動化基盤として、多様なニーズに応えます。


デンソーウェーブ、研究現場に最適化できるモジュール型ラボ自動化システムを開発
COBOTTA LAB Modulesにより構成されたHPCL(高速液体クロマトグラフィー)前処理システム

なお、2025年9月3日(水)~5日(金)に幕張メッセで開催される「JASIS 2025」にて、「COBOTTA LAB Modules」で構成されたデモ機「HPLC前処理システム」を初展示します。ぜひ当社ブースにお立ち寄りください。

デンソーウェーブは、今後も新たなモジュールを順次追加し、変化し続ける研究現場に最適な自動化環境を提供していくなど、持てる自動化の技術と知見で社会・産業の効率化推進に貢献していきます。

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