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Ambiq、Apollo510BワイヤレスSoCを発表 – エッジAIに低消費電力接続を提供

Bluetooth Low Energy 5.4を統合した新SoCが、ウェアラブルやスマートデバイスに高効率・高性能・セキュアな常時接続を実現。

  ambiq.com
Ambiq、Apollo510BワイヤレスSoCを発表 – エッジAIに低消費電力接続を提供

エッジおよびエッジAIコンピューティングにおける電力消費の課題に取り組む、超低消費電力半導体ソリューションのテクノロジーリーダーであるAmbiq Micro Inc.(本社: 米テキサス州オースティン、CEO:江坂文秀、NYSE:AMBQ、以下Ambiq)は、本日、Apollo5システムオンチップ(SoC)ファミリーにApollo510BワイヤレスSoCを追加することを発表しました。Apollo510Bは、専用の48MHzネットワークプロセッサとBluetooth® Low Energy 5.4無線を統合し、電力に制約のあるエッジAIアプリケーション向けに堅牢なワイヤレス接続を実現します。

主な特長

  • Helium™とturboSPOT®を搭載したArm® Cortex®-M55により、AIアプリケーションにおいて最大30倍の電力効率とCortex-M4デバイスと比較して16倍の高速性能を実現
  • 48MHzネットワークコプロセッサおよびBluetooth Low Energy 5.4無線
  • 64KBのIキャッシュおよびDキャッシュ、3.75MBのシステムRAM、4MBの組み込み不揮発性メモリを備えた強化されたメモリアーキテクチャ
  • ベクターグラフィックアクセラレーションを備えた2D/2.5D対応の高度なGPU
  • ADC、SPI、I2C、UART、高速USB 2.0を含む、包括的なペリフェラル・サポート
  • 超低消費電力ADCとステレオデジタルマイクPDMインタフェースによる、ハイファイオーディオ・サポート

セキュアで常時接続のスマートデバイス向けに設計
Apollo510Bは豊富なペリフェラルを搭載しており、常時接続のインテリジェントデバイス、特に装着型AIアプリケーションやアンビエントAIアプリケーションに最適です。高度なメモリアーキテクチャにより、高速実行とリアルタイムデータ処理が可能になり、同時にsecureSPOT® 3.0とArm TrustZone®が、セキュアブート、ファームウェアアップデート、多様なエッジデバイス間の相互運用性とデータ交換の保護を提供します。特にウェアラブル、スマートグラス、遠隔患者モニタリング、資産追跡、産業オートメーションに最適です。

次世代グラフィックスとユーザーエクスペリエンスの実現
AmbiqのgraphiqSPOT®グラフィックスエンジンを搭載したApollo510Bは、電力効率を維持しながら、鮮明で鮮やかな応答性に優れたビジュアルを提供し、没入感のあるユーザーインタフェースを実現します。Helium AIアクセラレータを搭載し、最大250MHzで動作するArm Cortex-M55に加え、ハードウェアアクセラレーションによるベクターグラフィックス、アンチエイリアス処理、ディザリング、フルアルファブレンディング、MiP(メモリインピクセル)ディスプレイ技術を搭載することで、開発者はリアルタイムで常時接続のインテリジェントデバイスを市場に投入するために必要な柔軟性とパフォーマンスを実現できます。

AmbiqのCTOであるスコット・ハンソン(Scott Hanson)は次のように述べています。「Apollo510Bにより、最新世代のマイクロコントローラを拡充できることを大変嬉しく思います。低消費電力Bluetooth®無線の統合により、エッジAIを搭載した最先端のコネクテッドデバイスをメーカーが開発するための可能性がさらに広がります」

供給について
Apollo510Bは、2025年秋に発売予定です。Apollo510Bの詳細についてはこちらapollo510Bをご参照ください。

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