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ABBとメトラー・トレド、日本で協業開始

両社の協業で研究・分析施設におけるロボット技術の採用を推進し、イノベーションを加速することで、労働力不足に対処。

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ABBとメトラー・トレド、日本で協業開始

近年、人手不足や ハイスループット試験の需要増加、ラボ全体の効率化などを背景に、ラボ自動化におけるロボットの導入が進んでいます。メトラー・トレド社との協業により、ABBのロボットは多様な機器やソフトウェアをシームレスに扱うことが可能となり、ラボ内における自動化のセットアップと運用を効率化します。

ABB サービスロボティクス部門のマネージャー、ホセ・マヌエル・コラドスは次のように述べています。「メトラー・トレドとの協業は、製薬、化学、半導体、電池、食品、飲料など、多くの産業分野において効率性を高め、リソースを最大限に活用することで、ラボオートメーションにおける画期的な変化をもたらしています。このパートナーシップの日本への導入は、ラボオートメーションの推進に向けた両社共通の取り組みにおける重要な節目となります」

ABBロボットの柔軟性、使いやすさ、精度と、LabXの安全なデータ収集、方法管理、機器管理を組み合わせることで、お客様はラボの生産性向上、システムの複雑性低減、データ品質の確保、安全および規制要件の順守を可能にします。これにより、科学者やラボ技術者は日常的な反復作業から解放され、ケアレスミスを排除し、生産性を最適化できます。その結果、ラボの研究者はデータ分析など、より付加価値の高い活動に注力する時間を確保できます。

メトラー・トレドは、高精度で信頼性の高い測定・分析機器で知られています。最新のセンサー技術と堅牢な設計を採用し、迅速かつ正確な測定結果を提供します。ユーザーフレンドリーなコントロールパネルとインターフェースにより、現場での作業効率を最大化します。さらに、耐久性に優れ、長期間にわたって安定した性能を維持します。また、多様な産業用途に対応する幅広い製品ラインナップを揃え、品質管理、研究開発、製造プロセス改善を支援します。LabXを活用した高度なデジタル接続機能により、機器の統合とデータ管理を容易に実現できます。

ABBの協働ロボットGoFaは、ラボにおいてこれまで人が行っていた反復作業を高精度に代替します。これにより、作業のバラつきやケアレスミスを解消し、効率的なオペレーションを可能にし、研究者は余剰時間を高度な思考力を必要とする検討や分析に充てることができます。また、SafeMoveをはじめとするABB独自の安全機能により、人とロボットが同じ場所で働く環境下でもロボットの稼働をできる限り止めることなく安全性を確保した運用を実現します。



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