BB732 ボーリング・ブリッジ:一つの大型ボーリング工具で大型荒削りと仕上げ削りを両方解決
Seco®は、Steadyline®(ステディライン) 振動減衰バーを使用した深いボーリング作業向けに設計されたモジュラー・ソリューション、BB732ボーリング・ブリッジの発売を発表しました。BB732ブリッジは、大径の荒削りと仕上げ加工の両方に対応できるよう設計されており、振動減衰性能と最適な切削油の流れ、優れた表面粗さを兼ね備えています。
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信頼性と耐久性、コスト・パフォーマンスの融合
BB732ボーリング・ブリッジは、Steadyline(ステディライン)振動減衰ホルダーと併用するよう設計されています。荒加工は直径114mm~301mm、仕上げ加工は最大直径315mmまで可能です。ホルダーは円錐形の強化構造で製造されており、ソリッド・ホルダーよりも静的および動的剛性が最大3倍高く、Steadyline(ステディライン)振動減衰システムを採用することで、厳しい条件下でも安定した高精度切削が可能です。
切削油を切削刃に直接噴射
「BB732ボーリングブリッジは、大径の深穴加工のためにステディラインダンピングホルダーと併用できるよう設計されています。目立つ特徴の一つは、切削油の流れが最適化された点です。切削油が切削刃に直接噴射されるため、切りくずの粉砕が容易で、インサートの温度を低く保つことができます」と、マシン・ソリューション部門のグローバル製品マネージャーであるカヴィタ・ダンジ(Kavita Dandge)は述べました。
BB732ブリッジを使用すると、荒加工および仕上げ加工に別途工具が不要となるため、在庫負担とセットアップ時間が削減されます。また、遠心力によるブロックの脱落を防止するため、安全ストッパーが内蔵された、作業者の安全を重視するシステムです。

Seco BB732 boring bridge
BB732ボーリング・ブリッジを使用すれば、荒削り用と仕上げ用の工具をそれぞれ購入する必要がありません。

