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低消費電力向けエッジ音声AI開発キットを発表
Ambiqは、バッテリー駆動の組込み機器向けに、ハードウェアを考慮したワークフローでオンデバイス音声処理を実現するオープンソース開発フレームワークを発表した。
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ウェアラブル機器、家電製品、産業機器などに音声インターフェースの統合が進む一方で、常時リスニング機能は組込み電子機器の消費電力や遅延制約と両立する必要がある。このような背景のもと、Ambiq Micro Inc.は自社の超低消費電力SoC向けに設計されたオープンソースの音声AI開発キット「soundKIT」を発表した。
実験から組込み実装までを一貫支援
本フレームワークは、音声アクティビティ検出(VAD)、キーワードスポッティング、音声強調、話者識別など、組込み用途で一般的な音声処理機能をサポートする。これらの機能はクラウドに依存せずデバイス上で実行されるため、オフライン動作と決定論的な低遅延を実現するエッジAI構成に適している。
soundKITは、データ準備、モデル学習、評価、エクスポート、リアルタイムデモまでを含む統合ワークフローを提供する。PC上でのプロトタイピングとAmbiqの評価ボード上での同一構成テストが可能であり、メモリ使用量、演算負荷、消費電力に関するハードウェア依存の最適化を開発初期段階から行うことができる。
制約環境を前提とした設計
本キットは、長時間バッテリー駆動と低遅延応答が求められる用途を想定している。対象分野には、スマートホーム機器、ウェアラブル端末、車載インフォテインメント、産業用監視機器、医療・支援機器、セキュリティ製品、民生用オーディオ機器などが含まれる。
組込み音声AIタスク向けに構成可能な処理パイプラインが用意され、PCおよびAmbiqハードウェアの双方でリアルタイムデモが実行できる。BYOD(Bring Your Own Data)方式に対応しており、独自データセットを活用しながらAmbiqの超低消費電力SoCとシームレスに統合できる。
クラウド非依存の常時リスニング
推論をデバイス上で実行することで、ネットワーク遅延を回避し、外部接続への依存を低減しながらプライバシーを維持できる。モデル開発とハードウェア検証を単一環境で統合することにより、常時オンの音声機能をエッジAIエコシステム内で確実に展開できる構成となっている。
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