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Mouser、低消費電力インプレーン・ホールスイッチを取り扱い開始

Texas Instruments製のコンパクトな磁気センシングデバイスで、柔軟な磁石配置と待機電流の低減により、電池駆動機器および産業用位置検出用途に対応。

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Mouser、低消費電力インプレーン・ホールスイッチを取り扱い開始

磁気位置検出はコンシューマ機器、ビルオートメーション、メータリング用途で広く利用されているが、依然として機械式スイッチが多く使われており、寿命や電力効率の制約となっている。Mouserはこれら用途向けにTexas Instrumentsのインプレーン・ホール効果スイッチ「TMAG5134」の提供を開始した。

PCBと平行な磁界を検出
TMAG5134は、従来のホールスイッチが基板に対して垂直な磁界を検出するのに対し、プリント基板と平行な磁界を検出する点が特徴である。このインプレーン構造により、磁石をセンサ上方ではなく側方に配置でき、ドアセンサ、ウェアラブル、家電など小型機器の筐体設計を簡素化できる。

内蔵の磁気コンセントレータがセンシング素子における磁界強度を高め、最小1mTの検出を可能にする。これにより通常は高感度化のために必要となるバイアス電流を削減でき、IoT監視やスマートメータに使われる電池駆動ノードの消費電力低減につながる。

本デバイスはオムニポーラおよびデュアル・ユニポーラ動作に対応し、磁極のいずれかを検出する設定や、N極・S極それぞれに個別の閾値を設定することが可能である。さらにサンプリングレートと感度閾値を構成できるため、磁石サイズ、距離、起動頻度に合わせた最適化が行える。

長期駆動を想定した消費電力
平均消費電流は1.65V~5.5Vの電源範囲で0.6µAとされており、窓センサや携帯型医療機器など、複数年の電池寿命を想定したシステムに適する。

低消費電流は、従来の低磁界センサで一般的だったホール素子への高バイアスではなく、磁気コンセントレータによる信号増幅によって実現されている。

出力構成と実装
プッシュプル(CMOS)およびオープンドレイン出力の両方に対応し、ロジック入力や共有割り込みラインへ直接接続できる。オープンドレインではワイヤードOR構成が可能で、プッシュプルでは外部プルアップ抵抗を省略できる。

パッケージはSOT-23およびX1LGAを用意し、自動実装や高密度基板設計に対応する。機械的摩耗、磁石位置制約、待機電流が課題となるリードスイッチ、AMR、TMR方式の位置検出の代替として想定されている。

主な用途はドア・窓検知、携帯電子機器、家電製品、産業用存在検知などで、長寿命化を目的に機械式スイッチから半導体センサへの置き換えが進む領域に適用される。

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