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06
'26
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LNGターミナル向けポンプ供給
日機装、ドイツ大型LNGインフラに極低温ポンプを供給。
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エネルギーインフラおよび低炭素燃料分野において、日機装株式会社は、ドイツ・シュターデに建設される陸上式LNG受入ターミナル向けに、サブマージドモータポンプの供給契約を獲得した。本案件は、欧州におけるLNGおよび将来の水素関連インフラ構築を支えるプロジェクトの一環である。
プロジェクトの背景と目的
欧州ではエネルギー供給の多様化と脱炭素化の推進により、LNGおよび代替燃料インフラの整備が進められている。本プロジェクトは、ドイツ初の陸上型LNG受入ターミナルとして計画され、エネルギー安定供給と低炭素燃料への移行を支援する役割を担う。
ターミナルには、24万立方メートルのLNGタンクが2基設置され、総出力能力は21.7GWh/hとされている。これは約2,000万世帯分の電力に相当する規模である。
技術ソリューションと供給内容
日機装の連結子会社であるCE&IGグループは、低圧ポンプ20台および高圧ポンプ9台、合計約30台のサブマージドモータポンプを供給する。
これらのポンプは、極低温環境下での液化ガス搬送に対応する設計となっており、LNGのほか、バイオLNGや合成天然ガス(SNG)といった多様な燃料への対応が想定されている。
さらに将来的には、アンモニアの取り扱いも計画されており、水素エネルギーへの移行を見据えた設備構成となっている。
プロジェクト実装と役割
本契約は、EPCコントラクターであるTecnicas Reunidasを通じて締結された。CE&IGグループは、極低温ポンプ技術およびグローバルな供給体制を活かし、機器提供を担う。
ポンプの納入は2026年を予定しており、ターミナルは2029年の稼働開始を目指して建設が進められている。
適用分野と技術的意義
本プロジェクトは、LNG輸入、再ガス化、ガス供給に加え、将来的な水素キャリアへの対応を含む複合的なエネルギーインフラである。
極低温ポンプは、液化ガスの安全かつ効率的な搬送に不可欠であり、エネルギー供給の信頼性と運用効率の向上に寄与する。また、低炭素燃料への移行を支える基盤技術としての役割も期待される。
今後の展望
日機装グループは、LNG分野に加え、水素やアンモニア関連機器の供給を通じて、欧州におけるエネルギー転換プロジェクトへの関与を拡大していく方針である。
産業ジャーナリスト、レクシュマン・ラムダス編集(AI支援)
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