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高可搬協働ロボットと安全評価済み分散型出力システム

株式会社安川電機とifm efector株式会社は、重量物のハンドリング向上と分散型安全回路の統合を可能にする高容量オートメーション機器を発表しました。

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高可搬協働ロボットと安全評価済み分散型出力システム

自動車データエコシステムや一般製造業における協働オートメーションの拡大に伴い、より高い可搬質量と、より安全な電力分配を管理できるハードウェアが不可欠となっています。株式会社安川電機は重作業用途向けに設計された協働ロボット「MOTOMAN-HC35」を発売し、ifm efector株式会社は高電流アクチュエータの安全な分散制御を促進するIO-Linkデジタル出力モジュール「AL2637」を市場に投入しました。

協働ロボットの可搬質量とリーチの拡張
労働力不足を背景とした重労働作業の自動化への移行により、物流現場における人間工学的な負荷軽減が求められています。MOTOMAN-HC35は、可搬質量を35kgに拡大し、最大リーチを2030mmまで延長しました。これは、可搬質量20kg、リーチ1900mmであった従来機種(HC20DTP)を上回る性能です。

この技術的進歩により、パレタイジング工程における複数ワークの一括搬送や、より高い積付け作業が可能になります。また、ねじ締めなどの組立工程においては、手首部の許容モーメントを高めたことで、全動作領域において200Nmを超える高トルク作業を実現します。

安全機構と応答速度
人協働作業における安全性は、新開発のトルクセンサの採用によって強化されています。このセンサは衝突検知時のロボットの反応速度を向上させ、万が一の衝突時の影響を抑えつつ、高い作業速度の維持を可能にします。また、直感的なティーチングを実現するハンドガイド機能もサポートしています。

設置性に関しては、フットプリントを従来の直径380mmから270mmへと縮小し、省スペース化を図りました。デジタルサプライチェーン内の周辺機器との干渉を防ぐため、Cat6A対応のイーサネットケーブルを含むアプリケーション用ケーブルをアーム内部(ベースから手首部まで)に標準内蔵しています。

分散型安全電力分配
自動化システムの複雑化に伴い、バルブ、ソレノイド、接触器などの高電流アクチュエータを装置近傍で制御するニーズが高まっています。2026年5月に発売されたifmのIO-Linkデジタル出力モジュール「AL2637」は、制御盤からの長距離配線を不要にし、現場に近い場所での制御ソリューションを提供します。

本モジュールは16点のデジタル出力を備え、電気的に独立した2系統の回路構成を採用しています。この二系統構造により、装置内での安全ゾーンの分割が容易になります。各ポート最大4A、モジュール全体で最大16Aに対応しており、高負荷な産業用アプリケーションにも十分な容量を確保しています。

安全規格と環境耐性
安全性が重視される用途において、AL2637は外部からの電気的影響による誤通電を防ぐ「非干渉設計」を採用しています。安全電源と組み合わせることで、パフォーマンスレベルd(PL d、カテゴリ3)までの安全システムに適用可能です。これにより、非常停止時や安全扉の開放時に、IO-Link通信を維持したまま特定の出力グループの電源を確実に遮断できます。

また、高い衛生基準が求められる食品や医薬分野向けには、IP69Kの保護等級を備えた「AL2537」もラインアップされており、高圧洗浄工程への導入にも対応します。これらの分散型モジュールは長距離配線を削減し、保守作業を簡素化するとともに、複雑な産業設備における潜在的な故障箇所の低減に寄与します。

Evgeny Churilovによって編集された、Induportalsメディア-AIによって適応されました。

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