クロスローラ・ベアリング採用のボールねじ直動ステージ、最高の精度と柔軟性を実現
ストロークを250mmとし、クリープ防止機構のクロスローラ・ベアリングを採用、さらにオプションとして位置フィードバックを直接行えるセンター・マウントのリニアエンコーダもご用意しました。Aerotechの直動位置決めステージATXシリーズは、こうした多様な特長とオプションによって、大型機械への組込みを容易にするとともに、スタンドアローンの位置決め軸としても使用できます。また、真空およびクリーンルーム仕様の製品も利用いただけるほか、温度補正機能ThermoComp®を合わせて用いると、環境変化のある場所でも信頼性の高い性能を確実に発揮します。
Aerotechの直動位置決めステージATXシリーズは、高精度なクロスローラ・ベアリングによる位置決めシステムとしての性能と、ボールねじ駆動という手軽さ、シンプルさを兼ね備えています。その卓越した運動性能に加えて高度なオプションと機能の多彩さから、ATXシリーズは有用性が非常に高く、高精度アプリケーションでの利用に優れた製品となっています。
卓越した運動性能
クリープ防止機構のクロスローラ・ベアリングと、精密研削仕上げによる微細ピッチのボールねじを採用したことで、ATXシリーズは卓越した幾何学的性能と最小レベルの角度誤差を誇ります。この直動ステージは、鋼球の循環を利用する他のステージと比べて、最大250mmの標準ストロークにわたり、優れた最小位置決め分解能と位置決め安定性を実現しています。そのため、ATXシリーズはセンサやカメラの垂直位置決め、光学系の焦点合わせ、ビームラインの測定や操作など、多くの高精度アプリケーションにとって最適です。
オプションとして、リニアエンコーダも
ATXステージには、センター・マウントのリニアエンコーダを組み込んで、ステージの移動キャリッジの位置を直接測定できます。一般にボールねじ駆動はバックラッシを伴いますが、リニアエンコーダを位置フィードバック装置として利用すると、事実上、このボールねじ特有の影響を排除できます。ワーク位置に対して厳格な性能が求められるアプリケーションには、この直接的なリニアエンコーダが大きな効果を発揮します。オプションとして、インクリメンタル(1VppおよびデジタルTTL)出力信号あるいはアブソリュート出力信号のいずれかを選択いただけます。
設計と組込みに対する柔軟性
ATXシリーズは、幅広い標準機能とオプションを利用可能なように設計されており、より大きなサブシステムや機械へも容易に組み込めるほか、スタンドアローンの位置決め軸としても活用できます。取付けは、メートル規格とインチ規格の光学テーブルの両方に対応しています。さらに、移動キャリッジ上には、お客様が他の位置決めステージや機器を取付けられるよう汎用な取付けインターフェースを採用しました。保持ブレーキの有無を選べるブラシレス・スロットレスのサーボモータのほか、ステッピングモータもご利用いただけます。またATXシリーズでは、折り返し式にモータを取り付けるキットもオプションとして装備可能で、ステージ全体の長さを抑えることができます。これは、スペースの限られる垂直軸に対して特に有用です。その他、真空およびクリーンルーム対応製品もご用意しています。
ThermoComp®で熱誤差を抑制
精密機械では、温度変化や熱による影響が最も大きな誤差要因となることがよくあります。特にボールねじ駆動はその影響を大きく受けます。そこでATXシリーズの全ステージは、AerotechのThermoComp®機能と合わせて使用できるようにしています。ThermoComp®は、熱的な外乱がある場合でも高精度かつ安定した位置決め性能を実現する統合型の温度補正ソリューションです。この補正機能によって、環境の温度変化や摩擦による内部発熱の影響からステージを守り、非常に厳しい産業現場であっても、お客様のプロセスに安定性をもたらします。
さらに詳しい情報につきましては、Steve McLaneまでお問合せください(電話:412-967-6854、Eメール:This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.'+addy_text43ecef5a21f83e21a60cfeb0cf660ca6+'<\/a>';
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