小規模プロセスにも堅牢なセンサを
液体・気体に直接接触させて温度を測定|バルーフは、油圧ユニットなどに向けたBFT媒体接触式温度センサのラインナップ拡大を図っています。新しい製品は、表示器やトランスデューサを内蔵するほか、PT1000測温抵抗体センサにも対応しています。表示器なしのモデルは特にコンパクトで耐振動性を備えており、一方、表示器付きモデルは見やすい回転式ディスプレイによって運用性と取付けの柔軟性を高めています。
BFTセンサは、製品仕様に応じて、PNPスイッチ出力、0-10V / 4-20mAのアナログ出力を備え、PT1000センサとしても使用できます。取付けも簡単で、標準の管用平行ねじ(G)あるいは管用テーパねじ(NPT)を介してプロセス機器にねじ込むだけです。また、4ピンM12コネクタ1つをセンサに接続すれば配線が完了します。
機械や設備で使用する液体・気体を連続モニタリングできれば、プロセスの信頼性が大きく向上します。維持すべき物理量は、圧力・充填レベル・温度など様々ですが、例えば油圧システムでは作動油の温度モニタリングが必要です。BFT媒体接触式温度センサを使用すると、この温度測定が容易に行えます。油圧回路の温度をモニタリングして作動油の粘性を最適に保てば、機械の性能を保証できます。また、制限温度など、プロセスにとって決定的に重要な条件を内蔵のスイッチ出力で直接制御することも可能です。アナログ出力からは測定値を連続的に取得できます。このBFT温度センサは、冷却液や潤滑油、圧縮空気の温度モニタリングにも優れており、多彩なアプリケーションで活躍します。