www.engineering-japan.com
28
'19
Written on Modified on
Impression Technologies
Impression TechnologiesがHFQ®技術についてFischer Group社との大型提携を発表
Impression Technologies Ltd(ITL)は、fischer group社と大きな戦略的パートナーシップを結んだことをご報告します。ITLは、高強度アルミ合金構造の高度な最新軽量化ソリューションであるHot Form Quench (HFQ®)技術の開発企業です。一方、fischer group社は、精密な自動車部品の製造・供給で世界をリードしており、航空機分野のニーズにもお応えしています。
fischer group社は、複雑な形状のハイドロフォーミング部品の主要サプライヤとして、マニフールドや触媒装置の外殻、複雑な配管システム用部品などを世界有数の大規模自動車OEMメーカーに供給しています。今回の提携に基づき、fischer group社はHFQ®技術を用いてホワイト・ボディ部品を製造し、電気自動車など急速に成長する市場についてOEMメーカーが求める仕様に対応できるようになります。
提携の最初の狙いは、fischer社のドイツ・メンデンにあるハイドロフォーミング工場から欧州の自動車メーカーに供給することですが、最終的な目標として、メキシコと中国にある同社の工場からも世界中のOEMメーカーに提供できるよう拡大します。したがって、この提携はHFQサプライチェーンを包括的に担える生産能力を速やかに整えるうえで重要なステップです。その体制を2020年中ごろには本格的にスタートさせ、世界中のOEMメーカーからの需要に応える予定です。
この発表に合わせてITLのCEOであるJonathan Watkinsは次のように述べています。「今回、fischer group社とこのような戦略的パートナーシップ締結に至ったことに大変満足しています。HFQ®技術を用いて製造した、より高強度かつ軽量で、コストパフォーマンスにも優れた構造部品が、同社から自動車産業や航空機産業のOEMメーカーに提供されることになるでしょう。当社も、グローバルなHFQサプライチェーンの生産力拡大に向けてFischer社と協力することに期待を寄せています」。
また、fischer Hydroforming社の社長Stefan Geißler氏は次のように説明しています。「ITLとの提携によって、自動車産業を始めとする工業分野のお客様に全く新しいタイプの金属成形部品を提供でき、さらに当社自身も技術の拡大をはかり製造実績を積み上げていけるという、またとないチャンスに恵まれました。HFQ®技術は、当社のお客様にとっても、重量やコスト、システムの複雑さを削減しつつ、設計の容易化をはかっていく持続的な可能性をもたらすものだと考えています」。
HFQ®の詳しい情報につきましては、http://hfqtechnology.com/をご覧ください。