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PEPPERL+FUCHS FACTORY AUTOMATION
広範囲に使える超音波技術
貯水槽内の水位制御は、超音波センサの古くからある応用の一つです。M30スリーブに設けたセンサは4~6mの高さなら問題なく測定できます。ポンプをPLCによって制御するなら、センサの設置は、センサの実装やコントローラまでの配線に制限があります。測定データはI/Oリンクかアナログ出力を通して転送され、コントローラで処理されます。
Caption: F77デザインの小型超音波センサ
スタンドアローンのソリューションでは、センサのパラメータを抽出するのに数工程分余計にかかります。空もしくは満杯のしきい値や、ポンプを動かすためのヒステリシス値、水を貯めている最中に測定値をもっと正確にするための平均化システムは、パラメータ化するためのソフトウエアを使って簡単に調整できます。対象物がはしごなどで妨げられる場合は、音波コーンの幅を小さくすることでその干渉を抑えることができます。直観的なパラメータ化ソフトウエアを使えば、このセンサに特定のタスクを行わせることができます。
代わって単純な作業の場合には、その超音波センサの信頼性を上げることができます。例えば、PCB実装機においてPCBを正確に検出する作業です。センサは近づいているPCBのエッジを検出するというタスクを正確に実行できます。PCBの中にくぼみや、色の違い、輝く表面があっても、F77小型設計において超音波センサには問題はありません。センサの平坦な投影コーンはくぼみを無視し信頼性のあるエッジを検出します。PCBの位置を教えておくだけで関連のある作業をするセンサを構成します。
ペッパール+ファックス(Pepperl+Fuchs)社で20年間に渡り熱心にやってきた開発において、超音波技術は多くの応用で使い勝手の良い技術へと変わってきました。超音波センサは、直観的にパラメータ化するツールを使って、特定のタスクや条件に正確に順応させることができます。簡単で低コストの超音波センサを、与えられたタスクを信頼性高く果たすために作動距離を教えるだけで済みます。