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HMS Industrial Networks AB
モバイル回線による遠隔設備のインターネット接続には、堅牢なAnybus Wireless Bolt IoTを
HMS Networksはこのたび、Anybus® Wireless Bolt IoTを発売します。この製品は、現場にある機械や設備にLTEベースのネットワークであるNB-IoTとCAT-M1を使用して
モバイルベースの信頼性の高いインターネット接続機能を提供します。昨今ますます多くの企業が、現場に設置された機械や装置に接続してインターネットを介した監視や制御を行おうとしています。しかしながら、従来の方法ではそうした現場の設備をインターネットに接続するためのインフラが現地にないというケースが多く見られます。このたび発売されるAnybus Wireless Bolt IoTは、まさにこの状況を想定し、実際に出向くことや他の方法では接続が困難な遠隔にある設備資産に対して、NB-IoTとCAT-M1を介した信頼性の高いモバイル回線ベースのインターネット接続性を提供します。
現場の設備や機械にWireless Bolt IoTを差し込むだけで、モバイル回線へ接続
Anybus Wireless Bolt IoTは、固定式あるいは移動式の設備や機械をモバイル回線でオンライン化するために必要なすべての要素を備えています。機械や装置に設けたM50のねじ穴に取付けるユニークなボルト型の形状は、屋外でも使用できるUL NEMA 4X認証の堅牢なIP66/IP67ハウジングで、モデム、マイクロコントローラー、ファイアウォールを備えたモバイル通信アンテナを内蔵しています。
Ethernetで簡単かつトランスペアレントに遠隔の機械と通信
機械や装置のEthernetポートには、内蔵Ethernetポートを使って接続します。その設定は、内蔵WebサーバーまたはEthernet ポートからのRESTコマンド送信で行います。これにより、Anybus Wireless Bolt IoTで機械や装置のデータをTCP/UDPベースのプロトコルを用いてモバイルインターネット接続で送れるようになります。Power over Ethernet(PoE)をサポートしていますが、別の端子から電源を供給することも可能です。
2Gフォールバック機能対応のNB-IoTとCAT-M1でグローバル展開を可能に
モバイル通信では、Anybus Wireless Bolt IoTは2G(GPRS/EDGE)フォールバック機能に対応した最新のLTE規格NB-IoTおよびCAT-M1を使用するため、世界中のほぼどの場所でも導入することができます。これらの新しいLTE規格はいわゆるLP-WAN技術(Low Power Wide Area Network)によるもので、一般に低データレート(25~300 Kbit/s)で消費電力やノード当たりの接続コストを低く抑えながら地理的に広くカバーしたいというIoTの新しいユースケースに適しています。SIMカードスロットを搭載しているため、世界中のどの通信事業者でも接続が可能です。また、Private APNネットワークを使用した設備資産のプライベートネットワーク構築にも対応できます。
バッテリー駆動機器向けの低電力ソリューション
Anybus Wireless Bolt IoTは、道路の電光標識や交通量計測装置、水量計測装置など、電力網に接続されていないバッテリー駆動の機器に特に適しています。Low Power (低電力)モードではデータ非送信時に低電力状態になるため、バッテリーや電源サイスを最小限に抑えることができます。
より詳しくはwww.anybus.com/ja/をご覧ください。