www.engineering-japan.com
Toshiba News

車載大電流アプリケーション用MOSFETゲートドライバースイッチIPD : TPD7106F

当社は、ジャンクションボックスやボディーコントロールモジュールなどの車載電子制御装置 (Electronic Control Unit : 以下ECU) での電流の導通や遮断を制御するゲートドライバースイッチIPD[注1]「TPD7106F」を製品化しました。

車載大電流アプリケーション用MOSFETゲートドライバースイッチIPD : TPD7106F

新製品TPD7106Fは低オン抵抗の当社車載用NチャネルMOSFET[注2]と組み合わせて、大電流アプリケーションに対応したハイサイドスイッチを構成できます。また、メカニカルリレーと異なり接点摩耗がないため、メンテナンスフリー化を実現できます。短絡時にはMOSFETを保護するため、急速にターンオフを制御する入出力端子があり、マイコンからの独立制御を可能にしました。

異常動作発生時は急速にMOSFETをオフします。さらに、高い動作温度定格150 °Cを持ち、高温環境下での動作を可能としました。バッテリー逆接時のリーク電流を抑え、MOSFETのソースコモン接続に対応しています。スタンバイ時は最大5 μAと低消費電流としました。パッケージは小型のSSOP16[注3]を採用し、車載ECUの小型化と低消費電力化に貢献します。

[注1] IPD (Intelligent Power Device)
[注2] 使用デバイス例 : TKR74F04PBx4 (40 V/250 A)
[注3] SSOP16 : 5.0×6.4 mm (typ.)

特⻑

  • AEC-Q100適合
  • 負荷電流に応じて低オン抵抗のNチャネルMOSFET[注2]と組み合わせて使用できる
  • 異常動作発生時のMOSFET急速オフ用の入出力端子を内蔵

用途
車載機器

  • ECU (ジャンクションボックス、ボディーコントロールモジュールなど)
  • パワーディストリビューションモジュール
  • 半導体リレー

www.toshiba.co.jp

 

  さらに詳しく…

LinkedIn
Pinterest

フォロー(IMP 155 000フォロワー)