オン・セミコンダクターのRSL10メッシュ・プラットフォームにより、スマートビルディングと産業用IoT 向け Bluetooth® Low Energy メッシュ・アプリケーションが実現
Strata対応ソリューションにより、スマートセンシングとクラウド接続によるノード-to-ノード・コネクティビティをサポート.
高効率エネルギーへのイノベーションを推進するオン・セミコンダクター(本社 米国アリゾナ州フェニックス、Nasdaq: ON)は、超低電力 RSL10 システムインパッケージ(RSL10 SIP)製品をベースとした、新たな Bluetooth® Low Energy メッシュネットワーク・ソリューションを発表しました。
この RSL10 メッシュ・プラットフォームを使用することで、Bluetooth Low Energy 技術を使用した超低電力メッシュネットワークを容易に実装でき、迅速に完全な市場展開に移行することができます。この多面的ソリューションは、スマートホーム、ビルオートメーション、産業用 IoT、リモート環境の監視、資産追跡と監視のアプリケーション向けに最適化されており、メッシュネットワークの開発と展開に必要なすべての不可欠な要素を備えています。このソリューションは、2 つの RSL10 メッシュノードと Strata Developer Studio に接続するための Strata Gateway で構成されています。
RSL10 SIPに加え、センシングおよびインジケータデバイスの一連の製品がノードハードウェアに組み込まれています。これらには、照度光センサ(LV0104CS)、温度センサ(N34TS108)、磁気センサ、LEDインジケータ、およびトリプル出力LEDドライバの NCP5623B(色ミキシング用)が含まれます。加えて、Li-IonまたはLi-Polyのいずれかの化学物質を用いたバッテリに適したバッテリ充電器を内蔵しています。
メッシュノードは、さまざまな役割を担い、特定の機能的側面を示すように、容易に構成できます。付属のStrata Gatewayにより、非常に直感的な Strata Developer Studio を使用して評価プロセスを実行できます。このクラウド接続ソフトウェアは、追加メッシュのプロビジョニングを可能にし、ファームウェアオーバーザエア(firmware-over-the-air、FOTA)アップデートをサポートします。開発者は、スマートオフィスを含む一般的なメッシュネットワークの事例向けのバーチャルワークスペースを使用して、センサデータとトリガ設定にアクセスできます。エネルギー効率が非常に優れた RSL10無線デバイスは、Eclipseベースの統合開発環境、Bluetooth Low Energyメッシュネットワークをプロビジョニング、設定と制御を実行できるモバイルアプリケーション、および Bluetooth SIG に準拠したメッシュネットワーク・ソフトウェアパッケージによってサポートされています。
オン・セミコンダクターでIoTビジネスを統括するワイレン・ペレラ(Wiren Perera)は、次のように述べています。「現在、Bluetooth Low Energy メッシュネットワークの価値と、その範囲の制限を無くすことは、スマートシティの出現との関連に加えて、産業、農業、エンタープライズ、物流部門のさまざまな異なる状況で認識されています。しかし、運用上の制約と実装の容易性は、依然として大きな課題です。当社は、この新しいプラットフォームを通じて、メッシュネットワーク開発を劇的に加速し、ノードをより迅速に展開することで、範囲、回復力、電力バジェットの面で性能向上に貢献しています」
追加情報と資料:
- Webページ: RSL10 メッシュ・プラットフォーム
- Webページ: RSL10 メッシュ・プラットフォーム開発キット
- ビデオ: Bluetooth® Low Energy メッシュネットワークとは? (What is Bluetooth® Low Energy Mesh Networking?)
- ビデオ: RSL10 メッシュ・プラットフォームの紹介 (Unboxing the RSL10 Mesh Platform)
- ブログ: スマートビルディングと産業用 IoT 向け RSL10 メッシュ・プラットフォーム