ケナメタルの新しいブリスベンオフィスが、オーストラリアおよびアジア地域向けの磨耗ソリューションを発表。

革新的な耐磨耗製品およびアプリケーションエンジニアリングを提供している世界的なリーダー、ケナメタルが、オーストラリアのブリスベン近郊のヤタラに新工場を設立したことを発表します。この新工場は、オーストラリアおよびアジア地域向けに、磨耗に対する最新のソリューションを提供します。住所： 22 Computer Road, Yatala, Queensland, Australia 4207 電話番号： 61.7.3801.5844

リージョナル製品マネージャのGeorge Boxsellは、「鉱石、鉱物、およびその他採掘された産出物に対する需要は世界的に高まり続けており、オーストラリアおよび南アジア地域は大きな役割を担うことになるでしょう。」と述べています。また、「そのような中で、ケナメタルは絶好の場所にいるため、磨耗が起こるあらゆるアプリケーションに対して、生産性を高めることが可能なソリューションをいくらでも提供できます。厳しい環境下では特にその力を発揮できます」。とも話しています。

採石業、鉱業、土木産業、重工業など、非常に過酷な作業を伴う業界においては、磨耗部品を定期的に取り替える必要があり、コスト負担が大きくなっています。Dura-Plus™などの次世代耐磨耗性合金鋼を含めケナメタルTricon製品シリーズは、効果的な対応策として頻繁に使用されています。

Boxsellは次のように話しています。「これは、硬度、靱性、成形性、および溶接性を組み合わせた当社独自の合金鋼の化学的性質であり、他のどんな材種でも実現することができません。過酷な鉱業作業環境におけるショベル、掘削機、バケット、ダンプ車のトレー、シュート、ホッパー、切れ刃、およびその他の磨耗部品は、この新しい技術にまさにぴったりです」。

Dura-Plus™の化学的性質と処理により、従来の耐磨耗性材種に見られる『中心部の軟化』をなくし、プレート全体が非常に硬くなっています。硫黄含量が非常に低く微粒子構造であることから、高い耐衝撃性を実現し、また現場の条件下でも優れた溶接性を提供します。長期間にわたる性能維持とメンテナンスコストの低減をエンドユーザーにもたらしています。

Dura-Plus™は、ホッパー、クラッシャー、フィーダー、トランスファーシュート、ショベル、ドーザ、トラックの荷台、バケット、および露天掘り作業の排出現場といった衝撃の大きいアプリケーションには、厚さ最大20 mm、幅最大3 m（120インチ）、長さ最大7.3 m（288インチ）まで利用することができます。

ケナメタルのTricon製品シリーズの中では、以下のような製品もソリューションとして考えられます。極めて過酷な磨耗や衝撃のあるアプリケーション向けの硬化合金鋼製のTri-Braze™、超硬クロムで表面を覆い溶接性のために軟鋼のベースを備えた耐磨耗性プレートのSuper C™、非常に高温で磨耗の起こりやすい環境用に特別に開発された高周波焼き入れピンSuper X™、現場での効率的な溶接と表面硬化が可能な溶接消耗品用Prime Arc™です。

ケナメタルにあるさまざまな技術
また、稼働敷地面積が2,000平方メートルのケナメタル工場では、CAD設計、プラズマアーク切断とガス切断、溶接、およびその他の成形サービス（プレスブレーキ成形、ドリル加工、板圧延、塗装など）といった関連サービスをお客さまに提供しています。

Boxsellはさらにこのように述べています。「この新しい工場は、クラス最高の磨耗製品に合わせアプリケーション、設計、成形技術の最高の組合せを実現しており、期日までにお客様へ製品をお届けします。お客さまは、稼働時間を延長し、生産性を最大限に向上し、納入製品数を増加することができます。これらを可能にする製品とソリューションを、ケナメタルがワンストップで提供します。」

詳細は、www.kennametal.comをご覧ください。

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