ABB、Codian社の買収により高速産業用ロボットのポートフォリオを強化

業界をリードする食品・飲料、医薬品、物流ポートフォリオを基盤とする戦略的買収.

ABBは、主に高精度のピックアンドプレース用途に使用されるパラレルリンクロボット（デルタロボット）のリーディングプロバイダであるCodian Robotics B.V.を買収しました。Codian Roboticsの製品には、食品・飲料、医薬品などの衛生に敏感な産業に理想的な衛生設計が施された製品ラインが含まれています。今回の買収により、ABBはパラレルリンクロボットの成長分野への参入を加速させます。

Codian Roboticsはオランダのエーデに拠点を置き、世界で20人の従業員を擁しています。同社は今後も直接お客さまにサービスを提供していきます。本買収は2020年10月1日に署名、締結され、両社は買収価格に関する詳細を一切開示しないことで合意しています。

「今回の買収は、当社の画期的な技術へのフォーカスを強調するものであり、お客さまが自動化の可能性を完全に実現し、急速に変化するビジネス環境の中で柔軟性を高めることができるように支援するものです」とABB ロボティクス& ディスクリート・オートメーションの プレジデントであるサミ・アティヤは述べています。「Codian Roboticsの技術と業界の専門知識は、当社の食品・飲料、医薬品、サービスロボット、物流ソリューションへの完璧な補強となるものであり、同時にABBのマシンセントリックなロボット製品をサポートします」

「長年にわたり、私たちは幅広い製品ポートフォリオを開発してきました。ABBの印象的なグローバルプレゼンスと業界の専門知識は、私たちのポートフォリオを世界中で利用できるようにしてくれることでしょう。私たちのサクセスストーリーの次の章を綴るために協業を楽しみにしています」とCodian Roboticsの創設者であるFreek Hartman氏は述べています。

今日の食品・飲料業界のロボットの大半は、食品に触れることを想定して設計されていませんが、Codian Roboticsのポートフォリオには、安全でオープンな食品加工を可能にする衛生的な設計が含まれています。

COVID-19パンデミックによって加速した、高い衛生基準を確保するピックアンドプレースロボットへの強いニーズが存在します。当社の食品・飲料、医薬品、物流のお客さまは、従業員の心身の安全を保護しながら、サプライチェーンが機能し続けることを可能にする自動化の可能性に特に興味を持っています」とアティヤは付け加えました。

将来的には、より幅広いデルタロボットと統合ソリューションを単一のソースからお客さまに提供できるようになり、マシンオートメーションとロボット制御を単一のプラットフォームに統合するABBのマシンセントリックロボティクス戦略に貢献することになるでしょう。

ABBのマシンオートメーションディビジョンのプレジデントでB&Rのマネージングディレクターであるハンス・ヴィマーは次のように述べています。「Codian Roboticsを買収したことで、我々は世界で最も成功したデルタロボットのサプライヤの1社を手中にしました。将来的には、世界的に、そしてあらゆる業界に向けて、お客さまに完全に統合されたソリューションを提供できるようになるでしょう」

www.abb.com

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