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Yokogawa News

エネルギー管理をエンタープライズ分野に拡大

Green Konceptsとの提携で、建物・施設向けクラウドIoTソリューションでのリアルタイム監視と分析を提供.

エネルギー管理をエンタープライズ分野に拡大
エンタープライズエネルギー管理ソリューション

横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:奈良 寿)は、エンタープライズ分野のエネルギーと環境の集中管理を実現する、クラウドベースのソリューションの提供を本日から開始しますのでお知らせします。本ソリューションは、シンガポールを拠点とするIoTエネルギー管理ソリューション企業であるGreen Koncepts(グリーン・コンセプツ)とのグローバル提携契約のもと開発されました。

現在、事務所、工場、病院などの建物における運用で消費するエネルギー量は、世界の最終エネルギー消費量の約30%を、また、エネルギー関連の二酸化炭素(CO2)排出量の25%以上を占めています※。建物におけるエネルギー消費量と二酸化炭素の排出量は今後も継続的に上昇する兆しが見られるため、エネルギー政策においてエネルギー効率化戦略の実施を優先している国が多数あります。当社は、今回のエンタープライズエネルギー管理ソリューションの提供により、エネルギーコストの削減と施設管理の効率改善という業界の喫緊の課題に応えていきます。

当社は、お客様の製造・生産施設のエネルギー消費量の削減と最適化を支援する、さまざまな製品・サービスを提供しています。今回の新しいソリューションにより、エネルギー管理に関する当社のサービス提供範囲は産業施設用からデータセンターやオフィスなどの建物での利用、エンタープライズ分野へと拡大しました。光熱費に関するエネルギー消費量管理に加えて、照明や空調、施設の使用状況の管理機能も備えています。

このエンタープライズ向けソリューションは、相互運用フレームワークを通じてセンサ、メーター、コントローラー、建物管理システム、その他のIoTデバイスを接続します。エネルギー関連の全データをクラウド上で集計および分析し、エネルギー管理者が性能基準を下回る施設やプロセスの特定、継続的な性能改善を監視することを支援します。

横河電機 執行役員 デジタル戦略本部長兼デジタルエンタープライズ事業本部DXプラットフォームセンター長の舩生幸宏は次のように述べています。「Green Konceptsとの提携により当社は、建物・施設管理向けにIoTベースの企業向けエネルギー最適化ソリューションを提供できるようになります。このソリューションは、『connecting the unconnected』という当社のデジタルトランスフォーメーションのゴールと一致する、リアルタイムの監視とAI主導のデータ分析を実現します。」

Green Koncepts創業者のケニス・リー最高経営責任者は次のように述べています。「今回の提携により、横河電機の世界中のお客様に堅牢で革新的なIoTプラットフォームを提供し、スマートファシリティとサステナビリティ管理を可能にし、企業のデジタルトランスフォーメーションを加速させます。Green KonceptsのクラウドIoTプラットフォームは、センサおよびコントローラーとのプラグアンドプレイ統合を提供します。 複雑さを軽減して、簡便でコスト効率の良いデータの取得を可能にし、建物のコスト削減、運用効率、生産性向上を実現します。」

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