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オン・セミコンダクター、高解像度の産業用イメージングを強化するXGS CMOSイメージセンサファミリの新製品を発表

統合されたグローバルシャッタのセンサ製品群は、共通のアーキテクチャを有し、最大45Mpの解像度を提供.

オン・セミコンダクター、高解像度の産業用イメージングを強化するXGS CMOSイメージセンサファミリの新製品を発表

高効率エネルギーへのイノベーションを推進するオン・セミコンダクター(本社 米国アリゾナ州フェニックス、Nasdaq: ON)は、高フレームレートで 12 ビットのイメージ品質を提供する、高性能で低ノイズの製品で構成されているイメージセンサ XGSファミリのラインナップを拡張しました。新製品の XGS 45000 (45Mp)、XGS 30000 (30Mp)、XGS 20000 (20Mp) は、解像度が重要なアプリケーションでは最大 45Mp、また 8K ビデオモードでは最大 60fps の詳細なイメージングを提供します。また、コンパクトな 29 x 29mm2 サイズのカメラ設計向けに低電力性能と最先端のイメージ品質を提供するように設計された新製品 XGS5000 (5Mp) が追加され、また XGS3000 (3Mp) および XGS2000 (2Mp)が量産リリースされました。

すべてのXGSデバイスは、3.2μmのピクセルサイズで高解像度を実現し、先進のピクセル設計により、マシンビジョンや高度道路交通システム(ITS)などの要件が厳しいIoTアプリケーションに不可欠な低ノイズパフォーマンスとイメージ品質を確保します。グローバルシャッタにより、モーションアーティファクトなしで移動オブジェクトをキャプチャできます。市場投入までの時間を簡素化し短縮するために、XGSデバイスは共通のアーキテクチャで提供されており、1つのカメラ設計で複数の解像度の製品を容易に開発できます。

XGSファミリの使いやすさとイメージ品質により、数社の大手メーカーがこの技術を用いた製品開発で成功しています。最近、デジタルイメージング技術の世界的リーダーであるテレダインイメージング社は XGS45000を使用して開発した、同社の新製品 GenieTM Nano-5G M/C8100エリアスキャンカメラの発売を発表しました。

テラダインイメージング社で、シニアプロダクトマネージャを務めるManny Romero氏は、次のように述べています。「テレダインイメージングが、オン・セミコンダクターのXGSセンサをエリアスキャンカメラのGenieNano-5Gファミリへの統合に迅速に移行した主な理由は、この新しいセンサ技術の性能、高解像度、品質にあります。当社の新製品のカメラは、高速データのキャプチャと転送を必要とする産業用イメージングアプリケーション向けに、XGS 45000、XGS 30000、およびXGS 20000センサを使用します」

高度交通システム(ITS)の交通画像/車両認識用カメラソリューションの大手プロバイダーであるJAI A/S>/a>社は、同社の新製品となる45Mp産業用カメラで XGS45000を採用しました。 この新製品の SP-45000M-CXP4は、市場をリードする52フレーム/秒で44.7メガピクセルのモノクロ解像度を提供します。また、60フレーム/秒を超えるフレームレートでフル8K解像度をサポートします。 JAI社で、ストラテジおよびデジタルイノベーション担当バイスプレジデントを務めるUsman M.Syed氏は次のように述べています。「XGS45000は、60 fpsで動作する真の8K解像度、12ビットによる優れたイメージ品質、グローバルシャッタによる画像キャプチャ機能といったユニークな組み合わせを、すべてまとめて1つのデバイスで提供しています」

産業およびリテールアプリケーション、医療機器、交通システム向けデジタルカメラの世界的な大手メーカーであるBasler社も、最新のCoaXPress2.0マシンビジョン規格に基づく同社のブーストプラットフォームに、XGSセンサを採用することを新たに発表しました。

Basler社で製品市場マネージャを務めるThomas Karow氏は次のように述べています。「当社は、ブーストCXP-12カメラファミリをより高い解像度に拡張するためには、XGSセンサの使用が優れた方法であると考えています。このセンサは、当社のカメラの優れた価格性能比のポジショニングに完全に適合しており、特に新規の設計や、既存の高解像度ビジョンシステムにおけるCCDからCMOSへの移行に適しています」

オン・セミコンダクターは、お客様の設計プロセスをサポートする広範な開発ツールを提供しています。 デモキットには、DevSuiteソフトウェアを同梱したハードウェアプラットフォームが含まれています。 これにより、すべてのレジスタ設定にアクセスして完全なセンサ評価が可能になります。 X-Celeratorプラットフォームには自由に使用可能なFPGAコードが含まれており、ザイリンクス社やインテル(旧アルテラ)社のような標準的なFPGA開発環境への直接インタフェースが可能です。 最大16MpのXGSデバイスをサポートするX-Cubeプラットフォームは、完全な29 x 29 mm2対応リファレンスデザインであり、ラティス社の FPGAを介したHiSPiからMIPIへの変換、およびDevSuiteソフトウェアを使用した画像のキャプチャ、処理、分析の機能を提供します。

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