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04
'20
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Baslerweb News
BaslerがAndroid用pylonを発表
pylonの対応OSが拡充され、Android搭載のモバイル機器において、Baslerのコンピュータービジョン製品を運用できるようになりました。
BaslerカメラがAndroid OS上でも運用できるようにこのほど、コンピュータービジョン向け画像処理機器メーカーのBaslerは、ace、ace2、dart、pulseをはじめとする産業用カメラのモバイル運用を目的として、Android用pylonを新たに発表しました。モバイルOSとして広く普及しているAndroidですが、コンピュータービジョン業界における対応製品が少なく、特に産業用モバイル機器においては、必要な要件を満たしていない民生用ウェブカメラが使用されていました。しかし、今回新たに登場したAndroid用pylonとBaslerカメラを組み合わせれば、これらのウェブカメラより優れた画質・安定性・運用性を実現できるだけでなく、センサーの選択肢も大幅に増えます。
「pylonの対応OS拡充により、産業用途に最適なBaslerのマシンビジョンカメラをAndroid、さらにはJavaでもご使用いただけるようになりました。タブレットやスマートフォンだけでなく、エンベデッド機器にも搭載されているAndroidを利用すれば、モバイルアプリ上でカメラを運用し、製品検査、交通監視、診療を行うことができるなど、産業用途・医療用途にかかわらず、活用の幅がさらに広がります」と話すのは、Baslerでpylonのプロダクトマネージャーを務めるTilmann Zuperです。このほか、具体的な導入例として、皮膚科用のダーモスコープやレンタカー用の返却検査機器なども挙げられます。
今回のAndroid用pylonの発表により、成長が続くエンベデッドビジョン、産業用モバイル機器分野において、Baslerのコンピュータービジョン製品サプライヤーとしての存在感がさらに高まることが期待されています。
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