アナログ・デバイセズ、マイクロ波アプリケーション向けクワッドバンドVCOを発表
広帯域機能と妥協のない位相ノイズ性能を実現.
想像を超える可能性を実現するアナログ・デバイセズ社(NASDAQ:ADI)は、広帯域機能と妥協のない位相ノイズ性能を特長とするクワッドバンド電圧制御発振器(VCO)シリーズを発表しました。この新しいクワッドバンドVCOを最新のRF/マイクロ波環境で使用すると、狭帯域VCOに比べて広いRF応答とより柔軟な周波数が得られます。またこれらのVCOは、従来のシングルバンドVCOに比べて低位相ノイズを実現しながら、消費電流は増えていません。これらの特長により、最終アプリケーションの迅速な市場投入が可能となります。
- クワッドバンドVCOの製品ページ、データシートのダウンロード、サンプルの注文についてはこちらから:
http://www.analog.com/jp/HMC8074
http://www.analog.com/jp/HMC8362
http://www.analog.com/jp/HMC8364
- アナログ・デバイセズのVCOの詳細についてはこちらから:
https://www.analog.com/jp/products/rf-microwave/vcos-plos.html
このクワッドバンドVCOシリーズは、8.3GHz~26.6GHzの基本周波数で超広帯域機能を提供します。低位相ノイズの実現に加え、このVCOにはサブハーモニック周波数トーンが発生しません。このような広帯域機能と低位相ノイズの組み合わせは、今日のハイエンド計測/航空宇宙/防衛アプリケーションの多くに必要不可欠です。
クワッドバンドVCOの特長と利点
- 基本波発振器を統合しているため、デバイス内の増幅効果によるサブハーモニックトーンが発生しない
- VCO帯域間の切替え時間が短い(電圧がオーバーシュートしない)
- 少ない電源消費電流(最小60mA、代表値)
- 従来のシングルバンド広帯域VCOよりもチューニング電圧が低く、周波数に対する感度が狭いため、ループ・フィルタ設計の複雑性を軽減
- 小型の40ピン6x6mm LFCSP SMTパッケージを採用