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Toshiba News
熱設計が容易な小型・高放熱US2Hパッケージのショットキーバリアダイオードに60 V耐圧製品のラインアップ拡充 : CUHS15F60、CUHS20F60、CUHS15S60、CUHS20S60
当社は、高耐圧化が進む電源ラインの整流用途に適した60 V耐圧のショットキーバリアダイオード (SBD) 「CUHS15F60」「CUHS20F60」「CUHS15S60」「CUHS20S60」の4品種を製品化し、ラインナップを拡充しました。
CUHS15F60とCUHS20F60は、順電圧と逆電流のバランスを重視した低順電圧タイプ、CUHS15S60とCUHS20S60は、順電圧の低減を重視した超低順電圧タイプです。平均整流電流は、CUHS15F60とCUHS15S60が1.5 A、CUHS20F60とCUHS20S60が2 Aとなります。60 V耐圧のUS2Hパッケージでは、平均整流電流は1 Aのみでしたが、新しく1.5 Aと2 Aをラインアップに追加しました。
サーバーやネットワーク機器などの産業機器で小型化と省電力化の要求が始まっています。電源ラインは、12 Vまたは24 Vが使用されていましたが、省電力化に対応するため、48 Vの高電圧化の検討が進んでいます。新製品は、48 V電源ラインに使用できる60 V耐圧で、産業機器の小型化と省電力化に貢献します。
低順電圧タイプの新製品CUHS20F60は、標準順電圧0.41 V[注1]を実現し、既存製品CUHS10F60に比べて約27 %低減、超低順電圧タイプの新製品CUHS20S60は、標準順電圧0.35 V[注1]を実現しています。順電圧を低減することで、電源の効率改善に貢献します。
整流素子として使用されるSBDは、出力電圧や出力電流、動作周波数に応じて必要となるデバイス性能が異なるため、使用する回路条件に応じた製品の選定が必要です。新製品のラインアップ拡充により、さまざまな回路に適した製品を提供します。
パッケージは、標準2.5 mm×1.4 mm×0.6 mmと小型で、かつ飽和熱抵抗[注2]の低いUS2Hパッケージ (パッケージコード : SOD-323HE) を採用しています。これにより、小型化や低背化の市場要求に応じた製品です。
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