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02
'21
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Mitsubishi Electric News
中部電力パワーグリッド株式会社向けに「長期計画策定支援システム」を納入
三菱電機株式会社は、中部電力パワーグリッド株式会社(本社:愛知県名古屋市)向けに、配電設備の状態から分析したリスクに応じ、設備投資計画の最適化を支援する「長期計画策定支援システム」を納入しましたのでお知らせします。設備投資計画の最適化を支援するシステムの納入は国内初※1で、高経年化した配電設備の劣化による電力供給への支障や、電柱が倒れるなどの公衆災害を未然に防止するとともに、透明性の高い最適な設備投資計画の立案・実行に貢献します。
今回納入した「設備投資計画策定支援システム」のイメージ
なお、本システムは、当社が国内販売パートナー契約を締結しているカナダのCopperleaf Technologies Inc.(コッパーリーフテクノロジーズ、以下、Copperleaf®社)の電力・社会インフラ設備向けのアセットマネジメント意思決定支援ソフトウエア「C55®」と、当社のIoTプラットフォーム「INFOPRISM®(インフォプリズム)」のアセットマネジメントソリューション向け製品を組み合わせたものです。
※1
2020年12月1日現在、当社調べ
納入システムの特長
配電設備の情報を活用し、設備の劣化状態判定・リスク分析を実施
- 経年劣化状態などの配電設備情報から故障発生確率を算出し、故障時の影響度も考慮することで、配電設備が保有するリスク値を分析
- 年度毎に予測したリスク値に基づいて、更新や改良などの対処により得られる価値を算出し、最適な対処時期を導出
- 導出した対処時期を基に、更新や改良などの対処に応じた設備更新対応の投資施策を生成
生成した投資施策の組み合わせを最適化し、設備投資計画の立案・実行に貢献
- 費用やライフサイクルなどの客観的な評価軸に基づき、複数の投資施策の価値を評価し、透明性の高い設備投資計画を立案し、経営判断を支援
- 工事能力や費用の制約下において、投資ポートフォリオの価値が最大となるように各投資計画の組み合わせを最適化することで、設備投資計画の立案・実行に貢献
今後の展開
当社は今後、国内の他の電力事業者向けにも「C55®」と「INFOPRISM®」のアセットマネジメントソリューション向け製品の導入提案を進めるとともに、本システムの国内独自適用機能の拡充などを検討します。
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