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'21
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PEPPERL+FUCHS PROCESS AUTOMATION
危険場所に対応したSIL 3対応のソレノイドドライバーが新登場
Pepperl+Fuchsは、SIL 3対応のソレノイドドライバーにより、あらゆる信号に対応した絶縁バリア製品ポートフォリオの中で、SIL 3対応製品を拡充いたしました。DINレール取付モジュールとしても、ターミネーション・ボードのアイソレータとしても利用できます。これにより、SIL 3対応アプリケーションは、必ずしもSIL 2機器を冗長化させて実現するといった事をせず、労せず構成可能になりました。
危険場所でのSIL 3対応アプリケーションにおけるアナログ機器も、妥協することなく、直接制御可能になります。
DINレール用K-Systemのソレノイドドライバーは、スナップ式ターミナルにも利用可能です。
ターミネーション・ボード取付け用H-SystemのSIL 3ソレノイドドライバー
SIL 3対応アプリケーション下のポジショナーは、危険場所にあるフィールド機器において、その安全関連用途に幅広く使われていますが、アナログ信号を用いて制御しなければなりません。しかしながら、制御装置とフィールド機器の間で信号を送信できる適切な機能をもった絶縁バリアはこれまで開発されていませんでした。たしかに、冗長性を持たせたSIL 2機器などを配置することで回避策とすることは可能です。こうした2台のSIL 2モジュールを冗長化した構成に比べて、SIL 3認証のインターフェースが1台で済むなら、格段に手間を省くことができます。そのうえ重要なことは、SIL 3認証済みの絶縁バリアは、たとえば最大限の保証期間を実現するなど、SIL 2アプリケーションでも有効に活用可能な点です。
DINレール用K-Systemのソレノイドドライバーは、スナップ式ターミナルにも利用可能です。
幅12.5 mmの新しい1チャネル ソレノイドドライバーは、回路異常の検出機能と独立した異常信号出力を備えています。そのため、SIL 3仕様の絶縁バリアを使う場合でも、SC3対応のSIL 2モジュールを冗長化するにしても、一つの製品シリーズによってSIL 3アプリケーションを構築できます。
安全対応製品セレクタをwww.pepperl-fuchs.com/safety-hubにご用意しています。この製品セレクタを使えば、機能や信号の種類、SILレベルやPLレベルに応じた適切な機器を選択できます(安全停止のためのセフティ・リレーにはSILとPLの両レベルを付与しています)。
ターミネーション・ボード取付け用H-SystemのSIL 3ソレノイドドライバー