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'21
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HMS Industrial Networks AB
どんな空調ユニットも、赤外線を介してModbusやBACnetベースの自動化システムから制御可能に
HMS Networksは、メーカーを問わず、どんな空調ユニットでもModbusあるいはBACnetによるビルディング・オートメーション・システムに統合できる新しい赤外線(IR)ベースのIntesis® ACインターフェースを発売します。
空調システム制御の重要性
HVACシステムは通常ビルの中で最もエネルギーを消費するものです。そのため、ビルのオーナーにとってはこうしたシステムを監視・制御しコストとエネルギーを節約することが非常に重要です。加えて、新型コロナウイルス感染症の流行により、換気や»きれいな空気»が大きな関心事となるなか、空調(AC)ユニットの設置や利用に対する新たな方法を見出すこともますます大切になってきました。
空調市場は、新しいメーカーや様々なタイプの空調 ユニットが絶えず登場しており、急速に拡大しています。そのため、ビルオーナーにとってはそれぞれ固有のビル管理システム(BMS)に空調ユニットを統合することが課題となっています。
100種類以上の空調ユニットに対応する汎用IRインターフェース
Intesis製品は、市場で最も包括的なラインナップの空調(AC)インターフェースを取り揃え、あらゆる住居、ビルディング・オートメーション・システムから空調ユニットの監視と制御が可能です。
この製品シリーズが今回、ModbusあるいはBACnetベースの自動化システムに空調ユニットを統合するための汎用IR(赤外線)ベースのIntesis ACインターフェースを発売することで、製品ラインアップがいっそう強化されました。この新しいIntesis IR-based AC Interfaceは、現在ほとんどの空調ユニットがリモコンとの通信に用いているIR通信によって、空調ユニットと接続します。本製品は、すでに100種類以上のACユニットとその付属リモコンに対応しています。
Intesis MAPSによる迅速な設定と診断
この新しい空調(AC)インターフェースソリューションは、Intesis MAPSツールを用いて設定でき、システムインテグレーターにとって多くのメリットがあります。プロジェクトベースの設定により、設置された全インターフェースを1つのMAPSテンプレートで設定でき、そのデバイス設定を簡単にコピーして新しいプロジェクトをセットアップすることが可能です。また、診断機能により、コミッショニング作業や設置後のあらゆるサポートも容易になります。