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05
'14
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HMS Industrial Networks AB
canAnalyser 3―いっそうパワフルになって新登場
IXXAT canAnalyserは、CANネットワークの開発・テスト・保守に威力を発揮する解析ツールです。産業システム、自動車システムのいずれにも最適です。今回、HMSインダストリアルネットワークスは、その機能性とユーザ・インターフェイスが向上したcanAnalyser バージョン3をリリースします。
新機能IXXAT canAnalyserは、新しい“Multi-Board Support”を用いて同時に最大64ものCANチャネルをサポートし、その情報を均一なタイムベースにしたがって表示します。
複数のCANチャネルへの同時アクセスを利用するモジュールでは、Multi-Board Supportによって、さらなる強みも生まれました。たとえば、そのトレース・モジュールを使えば、canAnalyserが極めて高性能なデータロガー・ソリューションとなります。また、とりわけ注目に値する機能に、新しい信号送信モジュールがあります。このモジュールでは、高速かつ容易に、ネットワーク機器を応答させることができます。しかも、CAN通信の下位層にまで詳しく立ち入る必要のないプロセスレベルで行えるのです。
さらに、canAnalyser Version 3の新しい点は、移植性レベルの拡大です。これにより、機能を損なうことなく、別の測定用PCにも測定コンフィグレーションをコピーできます。
一方、canAnalyserがもつデータベース・サポート機能も大きく拡張しました。そのため、種々のデータベースをコンフィグレーションにインポートできるようになりました。データ解釈機能により、複数のデータベースを一つの包括的ネットワーク・データベースへと、canAnalyserが統合してくれるのです。
統計用プログラムも新たに追加しました。たとえば、度数分布や繰返し回数、応答/実行時間を解析するプログラムなどです。これらのプログラムは、ソースコード(C#言語)のかたちで用意しましたので、お客様の特殊な仕様にも非常に素早く応用できます。
加えて、組み込まれているプログラミング・インターフェイスとcanAnalyser Scripting Hostについても、新しいサンプルを用意しました。そのため、今後は、様々なアプリケーションにcanAnalyserを適合させるのがいっそう簡単になるでしょう。
信号解釈機能の強化により、もっと迅速なエラー検出が可能に
信号解釈機能を徹底的に見直しました。これにより、新しいグラフィック/信号モジュールなどにおいては、プロセス・パラメータとともに統計情報を一瞥のもとに解析できるようになりました。これは、エラーが発生した場合や保守点検が必要な場合に、とくに役立つでしょう。というのも、特殊なプロセス・パラメータやネットワークの品質指標(たとえば、単位時間あたりの送信メッセージ・エラーやバス負荷)がグループ化されているため、問題をいち早く特定できるようになるからです。
ユーザ・インターフェイスの改善
そのほかにも新しい点として、洗練された新ユーザ・インターフェイスがあります。様々な一連の機能が、解析ウィンドウとして、ディスプレイ上に整然とレイアウトされています。また、ホットキーを使えば、それぞれのユーザ・コンフィグレーション間の切替えも行えます。
直観的でわかりやすいウィンドウは同期していますので、すべての情報ウィンドウが、ダブルクリック一つで、同一のメッセージにジャンプします。そのため、ユーザの皆様は、特定の箇所で発生したイベントを、その時々に応じて素早く概観できます。
7月末までは、ディスカウント価格にてご提供
canAnalyser 3は、すでにご購入いただけます。HMSでは、2014年7月31日までのご注文に対し、canAnalyser 3(標準バージョン)を30%オフで提供しています。
また、現在canAnalyser Standard/Liteのバージョン2.5以上を使われているお客様も、2014年7月31日までは、通常価格の30%オフでcanAnalyser 3(標準バージョン)へと更新/アップグレードいただけます。
canAnalyserのより詳しい情報につきましては、IXXATのウェブサイトhttp://www.ixxat.com/cananalyserをご覧ください。