Seeqが、Aramco社の産業デジタル化支援で合意を発表

製造業やIIoT向けの高度な分析ソフトウェアを提供するSeeq Corporationは、Saudi Aramco社が継続して取り組んでいるデジタル・トランスフォーメーション・プログラムの一環として、その経営分析戦略のさらなる拡大を図ることで合意に達しました。

この合意に基づき、Saudi Aramco社のエンジニアや内容に応じた専門スタッフにSeeqのセルフサービス型分析や予測モデリングによるデータ分析、可視化に対応したツールをご提供する予定です。

 　Aramco 社では、たとえばSeeqソフトウェアを次のように活用しています：

- マルチフェーズ測定によるエラー検出の自動化
- 触媒の失活速度の予想
- コーキングの予測
- 腐食速度の分析
- 油田におけるアドバンスト・プロセス・コントロール（APC）の自動モニタリング
- 全車両規模のアセット監視
- サステイナビリティ評価に向けた運用可能性の予測・分析モデル

Saudi Aramco社プロセス管理システム部門のマネージャーWalid A. Al-Naeem氏は次のように説明しています。「Seeqは、当社Saudi Aramcoのエンジニアや各分野の専門スタッフが簡単に使える分析ツールとして、本当に誰もがデータサイエンスを活用できるようにしてくれます。これは、経営分析を全社規模にまで広げるうえで欠かせない要素だと考えています」。

SeeqのCEOであるLisa Grahamも「Aramco 社による産業デジタル化の取組みに協力するため、Crucial Solutions & Services（CSS）社と連携できたことを大変光栄に考えています。当社は、ビッグデータや機械学習、コンピュータ・サイエンスにおける技術革新を活用して、この協力を推進していきます」と述べています。

またCSS社の設立者でゼネラルマネージャーのSulaiman Alzuhairは次のようにコメントしています。「Seeqは、Saudi Aramco社がプロセス効率や生産の最適化、異分野連携を次のレベルに押し上げるうえで、その支えになるでしょう。当社もAramco社やSeeqと緊密に連携して取り組めることに期待を寄せています」。

Seeqが世界的なベンチャー・キャピタルおよびプライベート・エクイティ企業Insight Partners社の主導のもと、従前からのAltira Group・Chevron Technology Ventures・Cisco Investments・Aramco Ventures各社が参加するかたちで5,000万ドルのシリーズC資金調達ラウンドを終えたことは以前にご報告した通りです。このラウンドによって、2013年の開始以来、Seeqの総資金調達額は約1.15億ドルに達しました。

湾岸協力会議（Gulf Cooperation Council）諸国にはCSS社を通じて販売していますが、これに加えて全世界でも、システムインテグレータの提携企業ネットワークを通じてご提供しています。この提携企業ネットワークは、25カ国以上でSeeqのトレーニングや営業サポートを行うほか、北米および欧州では直販体制によって販売強化をはかっています。

Seeqについて詳しくは、seeq.comをご覧ください。

お問い合わせ先
Sydney DeLosh
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