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全国みどりの工場大賞においてローム本社が日本緑化センター会長賞を受賞

緑地の少ない京都市街地における継続した緑化整備が評価され、京都市内の拠点として初受賞.

全国みどりの工場大賞においてローム本社が日本緑化センター会長賞を受賞

ローム株式会社 本社工場(京都市)は、経済産業省が主催する2021年度「緑化優良工場等表彰制度(通称:全国みどりの工場大賞)」において、「日本緑化センター会長賞」を受賞しました。

この制度は、工場緑化を推進し工場内外の環境向上に顕著な功績が認められた工場や団体および個人を表彰するもので、工場緑化の一層の推進を図ることを目的として、経済産業省が主催し、一般財団法人日本緑化センター運営のもと1982年から毎年実施されています。

今回、ロームグループとして初めての申請でしたが、「まとまった緑地の少ない京都市街地において、長年緑化整備を進め、その面積が10倍以上となっていること。四季を彩る多様な木々を植樹するとともに、良好な維持管理が行われ、美しい景観や自然を感じられる魅力的な空間を創出していること」などが評価され、認定取得につながりました。なお本制度の受賞は、京都市内の拠点として初となります。

ロームは、かねてより「森の中の工場」をコンセプトに本社周辺を緑化整備し、一部の敷地を歩道幅増設のために使用するなど、地域社会に根差した取り組みを行ってきました。これら本社周辺における緑化活動は多方面で評価され、2021年3月には一般社団法人 いきもの共生事業推進協議会(ABINC)の「いきもの共生事業所認証」を、2021年4月には公益財団法人都市緑化機構の「緑の認定SEGES」を取得しています。

ロームは今後も企業目的および環境方針に基づき、地域環境への貢献や環境情報の適切な開示により、社会との健全な連携を図りながら、持続可能な社会の実現に向けて、環境および生物多様性の保全に取り組んでまいります。

<ロームの緑化活動とその背景>
ロームは、1961年より現在と同じ場所に本社を構えています。事業規模の拡大に伴い敷地や工場も少しずつ大きくなりましたが、「常に地域社会との信頼関係を大切にしたい」という思いのもと、無機質な工場が増えることで町の景観が損なわれることを危惧し、1980年代より「森の中の工場」をコンセプトとした本社周辺の緑化整備を始めました。さらに、道路に面した敷地の数メートルを歩道の一部として整備し、街路樹としてメタセコイアやケヤキ、ヤマモモの木を植樹。工場の周囲は木々に囲まれ、周辺の公道は地域の皆様に楽しんでいただける並木道となりました。

1995年には、草花が散る冬の季節にも明るい気持ちになっていただけるよう、ロームイルミネーションをスタート。今では、春は桜や新緑、夏は青々とした緑、秋は金色の並木道、そして冬はイルミネーションの暖かな灯りによる美しい街路樹と、四季折々の景観をお楽しみいただけます。

<自然共生を目指した今後の取り組みについて>
「森の中の工場」は、自然循環との調和を目指した取り組みであり、何本も続く並木道は鳥たちの羽休めや生物の棲家となるなど、動植物が生息できる都市の中の樹林地にもなっています。
ロームグループは、地球の生物多様性が生み出す自然の恵みから、事業活動に必要な資源やエネルギーはもちろん、様々な恩恵を受けていることを認識し、地球環境をより良い状態で次世代へ引き継ぐため、自然循環との調和を目指した活動を今後も積極的に行ってまいります。

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