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Renesas News

電力線通信の応用を広げる、高速かつ長距離通信を実現した電力線通信モデムICを発売

ACおよびDC電源用評価キットとツールにより、すぐに最大1Mbpsの高速通信の評価が可能。

電力線通信の応用を広げる、高速かつ長距離通信を実現した電力線通信モデムICを発売
高速かつ長距離通信を実現した電力線通信モデムIC

ルネサス エレクトロニクス株式会社(代表取締役社長兼CEO: 柴田 英利、以下ルネサス)は、このたび、電力線を使用して通信が可能な電力線通信(Power Line Communication:PLC)の応用を広げる、高速かつ長距離通信を実現したPLC通信モデムIC「R9A06G061」を発売、量産を開始しました。最大1Mbpsの高速通信を実現し、中継なしで1km以上の長距離通信が可能です。また、アナログ周辺機能の最適化を図ったことにより外付け部品を削減できるため、システムの低コスト化と小型化を実現します。これにより、従来PLCの主な用途であるスマートメータだけでなく、ビルディング内のHVAC(Heating, Ventilation, and Air Conditioning)制御や照明システム制御、太陽光発電システムのストリング監視やパワーコンディショナ制御にも非常に有用です。さらにセルラ用アンテナの監視や水中ポンプのモータ監視用途にも、専用線を敷設することなく低コストにシステム管理を実現できます。

既発売のG3-PLCとPRIME 準拠のR9A06G037がメッシュやツリー型の大規模なマルチホップネットワークを実現するのに対し、新製品R9A06G061はバスやスター型のシンプルなP2P(Peer to Peer)ネットワーク構成に特化しました。また、送信駆動能力の向上により、接続台数を2倍に強化し、200台を超える多数台接続が可能です。さらに、耐ノイズ性にも優れているため、幅広い用途と環境で利用可能です。

ルネサスのインダストリアルオートメーション事業部の事業部長である坪井 俊秀は次のように述べています。「ビルやインフラの機器管理にあたっては、信号線敷設にかかるコストや工期の長期化、デバイスの追加に伴うメンテナンス費用などの課題があります。PLC通信はこうした課題を解決する優れたソリューションであり、今回のP2Pに特化した新製品により、これまで以上にPLCの活用の幅が広がると確信しています。」

開発環境について
AC電源とDC電源用にそれぞれの評価キットを本日より提供開始しました。本評価キットと、PC上で動作する通信性能評価ツールにより、通信特性の評価、エラー解析、トラブルシューティングが可能です。評価ソフトウェアと各種ドキュメントも提供するため、すぐに開発やデバッグを開始できます。要望に応じて、本評価キットのハードウェアの設計データも提供可能なため、早期の製品開発を支援します。

ウィニング・コンビネーションについて
ルネサスは、ユーザの設計加速を実現させ、より早く市場に投入できるよう、ルネサス製品のポートフォリオを組み合わせたソリューション「ウィニング・コンビネーション」を開発し提案しています。新製品を用いたウィニング・コンビネーションとして、AC/DCコンバータやDC/DCコンバータなどと組み合わせた「高速・長距離通信に対応したACまたはDCライン用の電力線通信ユニット」ソリューションを用意しました。この他にも、様々なアプリケーション向けに250種類以上のウィニング・コンビネーションをこちらからご覧いただけます。renesas.com/win

PLC通信モデムIC、R9A06G061の詳細についてはこちらをご覧ください。
www.renesas.com/R9A06G061

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