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04
'22
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HMS Industrial Networks AB
HMSの定置用大型蓄電システム向け通信ソリューションをご紹介します
HMS Networksは現在、急拡大するバッテリー市場に向けて数種の通信ソリューションを提供しています。定置用大型蓄電システム(Battery Energy Storage System:BESS)には、バッテリーや周辺機器に接続できる機能に加え、パワーグリッドやモニタリングシステムとリモートと通信能力などが求められます。
定置用大型蓄電システム(BESS)は、エネルギー危機を解決し、世界をより持続可能にすることに貢献します。
風力や太陽光などのグリーンエネルギーは常に利用できるとは限りません。しかし大規模なバッテリーパークがあれば、太陽光や風力が少ないときに使用するエネルギーを蓄えておくことができます。
BESSには通信機能が必要
BESSは、バッテリーパックにまとめられたバッテリーセルで構成されており、これをさらにコンテナに収納しています。
このコンテナによって、サッカー場の数面分にもおよぶバッテリーパークの構築を可能にしています。
このシステムでは、新品あるいはリサイクルのバッテリーが使用され、多くの異なるコンポーネントを組み合わせる場合もあります。
そのため、こうした大規模なバッテリーパークが機能するには、多くの通信能力が必要です。HMSは現在、このアプリケーション分野に対応した通信ソリューションの包括的なパッケージを提供しています。
CANベース機器のエラー防止とネットワーキング
バッテリー市場は自動車業界によって主導されてきたため、多くのシステムでは通信規格としてCANが採用されています。これに対し、HMSはIxxatブランドを通じて、PC接続やネットワーキング、通信距離の延長、ガルバニック絶縁などの通信ソリューションを広範な製品ラインナップを提供しています。
そうしたネットワークでは、外的要因による問題(落雷など)とシステム関連の問題(AC / DCノイズなど)の両方からコンポーネントを保護することが重要です。デバイスの保護も、損傷を避けるために必須です。
CANベースのネットワーキングとデバイス保護に対応したHMSのIxxat製品。
ネットワーキングゲートウェイ
BESSは多くの場合、バッテリーやBMS(バッテリーマネージメントシステム)、PLC、火災検知ユニット、エアコンなど、異なる産業分野の様々な機器が1つのアプリケーションに統合されています。
このように異なる機器を統合するには、様々なプロトコルやネットワーク規格を相互接続する必要があります。HMSのインテリジェントなゲートウェイなら、CAN・Modbus・BACnet・KNXなどのプロトコルを簡単に接続して、重要なすべてのデータ交換を処理すると同時に、集中制御も可能になります。
加えて、これらのゲートウェイは、可能な限り最適なデータ交換を実現するため、選択的にフィルタリングやマッピングできるうえ、必要があればデータ処理も行えます。
HMSのネットワークゲートウェイはBESSでの利用に最適です。
クラウド/ SCADA接続とリモートアクセス
クラウドソリューションやSCADAシステムに接続するためにもインテリジェントなネットワーキングが必要です。こうした接続は、エネルギー分野と工業分野のフィールドバスプロトコルの両方に加え、クラウド接続に必要なプロトコルをもサポートするHMSのSG- gateway(スマートグリッド用ゲートウェイ)を使えば実現可能です。
SG-gatewayは、HMSの子会社であるWEBfactory®のi4SCADA®ソリューションを使用して集中制御のほか、予知保全やロギング、データ視覚化のためのリモートアクセスを可能にします。さらにSG-gatewayは、ファイアウォール、OpenVPN®、TLS暗号化、ユーザー管理などの堅牢なサイバーセキュリティ機能も備えています。こうした予防策は、サイバー攻撃を防ぐために不可欠です。
クラウドソリューションやSCADAシステムに接続するためにもインテリジェントなネットワーキングが必要です。こうした接続は、エネルギー分野と工業分野のフィールドバスプロトコルの両方に加え、クラウド接続に必要なプロトコルをもサポートするHMSのSG- gateway(スマートグリッド用ゲートウェイ)を使えば実現可能です。
SG-gatewayは、HMSの子会社であるWEBfactory®のi4SCADA®ソリューションを使用して集中制御のほか、予知保全やロギング、データ視覚化のためのリモートアクセスを可能にします。さらにSG-gatewayは、ファイアウォール、OpenVPN®、TLS暗号化、ユーザー管理などの堅牢なサイバーセキュリティ機能も備えています。こうした予防策は、サイバー攻撃を防ぐために不可欠です。
Ixxat® SG-gatewayがエネルギー分野と工業分野のプロトコル間の通信を処理する一方で、WEBfactoryのi4SCADAが適応性の高いデータ可視化を可能にします。
HMSのIxxat事業部ゼネラルマネージャーAlexander Hessは次のように説明しています。「社会全体として、風力や太陽光などのより持続可能なエネルギー源への転換が進むなか、BESSの通信ソリューションに対する需要が急速に高まっていると当社は認識しています。BESSシステムを機能させるには通信が必要ですので、HMSは、これらのシステムが目下直面している通信問題を解決できるように産業用通信ソリューションを広範なラインアップで提供しています」。
詳しくは、この課題に関するHMS TechTalknoをご覧ください
定置用大型蓄電システム(BESS)通信の詳細は: www.ixxat.com/bess