EtherNet/IP対応機器もNetbiterで遠隔から監視・制御が可能に
HMSインダストリアルネットワークスのNetbiterリモートマネージメントソリューションでは、新たにEtherNet/IP対応のオートメーション機器もWeb経由で監視・制御できるようになりました。
EtherNet/IPベースの機器ユーザー様は、Netbiter EasyConnect 300シリーズゲートウェイを接続することで、どこからでもメンテナンスを行うことが出来ます。Netbiterリモートマネージメントソリューションは、これまでModbus対応機器との接続を提供してきましたが、11月からはさらにEtherNet/IPとのダイレクトな互換性を提供します。ユーザーの皆様は、Netbiter ゲートウェイのLANポートを通じ、制御ループメッセージングから独立したアサイクリックなメッセージングチャネルUCMM(UnConnected Message Manager)を介して接続できます。
Netbiterで可能になる点
- EtherNet/IP対応機器のリモート設定。通常の設定ソフトウェアが使用可能。
(例:ロックウェル・オートメーション社のRSLogix等。) - 長期にわたるトレンドの記録とパフォーマンスの監視。。
- 閾値に達した際にはアラームやイベント通知を受信。
動作
ユーザー様は、EtherNet/IP対応オートメーション機器をLANポート経由でNetbiterゲートウェイに接続します。このNetbiterゲートウェイから、イーサネットや携帯電話回線を通じて、クラウドベースのデータセンターNetbiter Argosにデータが送信されます。お客様は一般のWebブラウザからwww.netbiter.net にアクセスし、遠隔にある装置や設備にセキュアなデータトンネルを確立、これにより、まるで現地にいるのかのように初期設定やデバッグが可能になります。
長くご要望いただいていた機能
「当社は、これまでNetbiterにEtherNet/IPへの接続性に対するニーズを感じてきました。EtherNet/IPを通信プロトコルとして用いたドライブ機器やHMI、PLCなどのオートメーション機器が非常に多く存在しており、こうした機器もNetbiterリモートマネージメントシステムに簡単に接続でき、監視や制御ができるようになりました。特にリモートアクセス(Remote Access)機能は、どこからでもオンラインアクセスが可能となり、直接デバックやメンテナンスが可能になるため、システムインテグレーターや機器メーカーの皆様にとって非常に有用です」と、製品ラインマネージャーのHenrik Arlevingは説明しています。。
この他、新しいNetbiterの機能には、アラームのグループ化やフィルタリング、各Netbiterゲートウェイの正確な位置が分かるマップ機能などがあります。
EtherNet/IP対応機器もオンラインで管理。この例は、ロックウェル・オートメーション社Allen Bradley PLCをリモート監視しています。