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09
'22
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Hexagon Manufacturing Intelligence News
Hexagonの無線携帯型プローブを備えた新しい超長距離レーザートラッカー・プラットフォーム
3Dレーザートラッカー分野から、次世代のプローブ調査に向けて、内蔵コントローラーできわめて困難な環境にも対応できる測定機が発表されます。
HexagonのManufacturing Intelligence部門は、本日最新の3Dレーザートラッカー・システムLeica Absolute Tracker AT500とB-Probeplusを発表しました。AT400シリーズの大成功に続いて、新しいAT500プラットフォームは、新しい電池式内蔵コントローラー設計、IP54保護等級および拡張された運転温度範囲に加え、リフレクターおよびプローブ調査測定の両方に改善されたパフォーマンスをもたらします。
AT500はHexagonの製品シリーズで最もポータブルで強健なレーザートラッカーとして設計されています。Absolute Trackerで初のシステム内蔵制御ユニットを含む多くの特徴は、セットアップの大幅な迅速化に寄与します。この新しい設計は、配線ケーブルとセットアップを最小化し、本質的にプラグ・アンド・プレイコンセプトで、ポータビリティ面で大きな前進となっています。測定を始める前に、プラットフォームのリフレクター上で水平あわせや初期化が必要ないため、この開発は、システム全体で著しい生産改善を提供し、測定時間を短縮します。
この次世代レーザートラッカー・プラットフォームは、さらにプローブ調査機能に新しいB-Probeplusで革新をもたらします。傾斜角と容量が増加し、プローブが使いやすく、照準合わせが簡単になります。プローブ・ユニットのディスプレイ上に直接リアルタイムで接続フィードバックが表示され、データポイントをワンクリックで正確に測定できます。またISO 10360-10に準拠した精度証明を取得しています。
「AT403とその前のモデルは、画期的なレーザートラッカー・プラットフォームで、最近の十年間で計測グレード測定を完全に新しいエリアに進めました」とロドリーゴ・アルファイア(HexagonのAbsolute Tracker製品管理者)は言います。「AT500では、顧客が求める改善を提供し、そのストーリーを継続しました。プローブをより使いやすくすることはB-Probeplusの重要な目標でした。大幅な生産改善を提供し、困難な環境での測定方法を変えるシステムだと感じています。プローブのリアルタイム測定フィードバックはシステム有用性に大きな違いを生み出します。この新世代モデルで、測定ははるかに容易になります。」
さらに、-15から50°Cの運転温度範囲に拡張されたことで、AT500は、山頂から鋳造工場まで正確な測定結果を可能にします。直径320mおよびIP54本質安全保護で、市場をリードする測定ボリュームを持つAT500は レーザートラッカー市場でも独自性を持っています。AT500は、日常の生産アプリケーションの境界を越える環境上の挑戦に対応できる、最も強健な測定システムとして特異的な存在です。
Hexagon HxGN SFx | Asset Management ソリューションとの統合で、AT500の信頼度およびポータビリティの持つ「どんな場所でも測定可能」な特徴がさらに強化されます。システムが協力的なチーム構造を促進し、遠隔モニターと管理を可能にします。チーム・メンバーは誰でも、レーザートラッカーでも、CMMあるいはポータブル測定機でも、フリート内ですべてのデバイスの位置の概要を容易にチェックできます。衝撃発生やステータス変更の場合には、アラートが送信され、すべてが最新で、適切に較正され、認証期限切れがないことを確認できます。
新しいAbsolute Tracker AT500 には、Hexagonの高度な測定ソフトウェア・プラットフォーム Inspire の12か月のライセンスがバンドルされ、現在すぐにご注文いただくことが可能となっています。ウェブサイトのレーザートラッカーセクションで詳細をご確認いただけます。
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