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第8回ベクター賞 受賞事例のご紹介

イグス 本社ドイツ は、エナジーチェーンの独創的な使用事例を表彰するベクター賞を、2年に一度開催しています。2022年の第8回ベクター賞には、世界36ヶ国から233の使用事例が集まりました。複数回の選考プロセスを経てベクター賞に輝いたのは以下4つの事例です。

第8回ベクター賞 受賞事例のご紹介

ベクター金賞:HUNGEXPO多目的ホール/Gepber Szinpad社(ハンガリー)
ベクター金賞は、ハンガリー・ブダペストHUNGEXPO国際見本市センター(Hungexpo Congress and Exhibition Centre)の多目的ホールの事例で、Gepber Szinpad社(ハンガリー)が受賞しました。広さ1,800平方メートル、座席数2,000以上のホールが、わずか数分でさまざまな形状に変形します。変形を実現する床下の電気機械式昇降装置に、エナジーチェーン3400型とチェーンフレックス動力およびデータケーブルが使用されています。ボタンを押すだけで、映画館のような階段式の構造や、オーケストラピットのある舞台を作ることができます。この自動化アプリケーションにより、一日のうちに複数の大きなイベントを最小限の労力で開催することができるようになりました。

ベクター銀賞:サッカースタジアムの芝育成用照明システム/Rhenac GreenTec社(ドイツ)
ベクター銀賞は、ゲルゼンキルヒェンのサッカースタジアム「フェルティンス・アレーナ」に構築された巨大な芝育成用照明システムの事例で、Rhenac GreenTec社が受賞しました。この設備は、サッカー場の両端のトラックを前後に移動する大型ガントリーで構成され、ガントリーの下部には、芝育成のためのLEDグローライトを照射するランプが設置されています。屋外システムの動力ケーブルとデータケーブルを紫外線や雨、温度変化から保護するため、ガントリーの移動にエナジーチェーン5050RHD型が使用されています。ランプホルダーの垂直調整には、スリップリング不要のe-spoolシステムが採用されました。


第8回ベクター賞 受賞事例のご紹介

ベクター銅賞:世界最長規模のエナジーチェーン/Talwandi Sabo Power社(インド)
ベクター銅賞は、インド・パンジャブ州バナワラ村の石炭火力発電所で、バケットホイールエクスカベーターに世界最長規模のエナジーチェーンシステムを使用した、Talwandi Sabo Power社(インド)が受賞しました。巨大なバケットホイールエクスカベーターは、石炭を払い出し、ベルトコンベヤでボイラーまで運ぶために設計されました。バケットホイールエクスカベーターに従って700メートルにわたり移動する動力線は、頑丈なロールeチェーン5050RHD型に組み込まれ、飛散する石炭から保護されています。

グリーンベクター賞:経済的な灌漑システム/Dercks Gartenbau社(ドイツ)
グリーンベクター賞は、何千もの植木鉢に効率的に水やりをする自動灌漑装置を開発したDercks Gartenbau社(ドイツ)が受賞しました。この装置は、レール上を毎分18メートルの速度で移動し、全長45メートルの2本のブームで植物に水と養分を供給します。ケーブルガイドには、エナジーチェーン3500型が使用されています。このシステムによって、従来の灌漑に比べて水の使用量を約60%削減することができました。

コンテストの詳細情報、授賞式、応募事例について、詳しくは以下をご覧ください。https://www.igus.co.jp/info/vector-award

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