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27
'15
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HMS Industrial Networks AB
M-Bus計測機器がModbus-TCPと通信可能に
HMSインダストリアルネットークスの新ゲートウェイがあれば、計測機器からのM-BusデータをModbus-TCPネットワークで監視できます。
M-Bus(Meter-Bus)は、計測機器の通信規格として広く使われています。その大部分は、たとえば電気やガス、水道メーターを始めとする各種の使用量メーターなど、建築設備で利用されています。こうした計測機器からのデータをPLCやSCADAシステムに取り込むことができれば、以前なら個々にチェックするしかなかった建築設備パラメータを含め、そのエネルギー消費が包括的に把握可能となります。新ゲートウェイの機能
Anybus M-Bus to Modbus TCPゲートウェイは、M-Bus信号をデコードして、計測値とModbusレジスターをマッピングします。このマッピングと設定はWebベースの設定ツールで行うため、お客様は、プログラミングすることなく、ゲートウェイをセットアップできます。また、最大20台のM-Busスレーブ機器が接続可能で、それらをModbus-TCPネットワーク上で通信できるようになります。
Anybus X-gatewayを使えば、さらに多くのネットワークとの接続性も
このM-BusゲートウェイをAnybus X-gateway Modbus-TCPと組み合わせると、ほとんどの産業用ネットワークにM-Bus機器が接続可能になり、ソリューションはさらに拡がります。そのほかCANopen、CC-Link、ControlNet、DeviceNet、EtherCAT、EtherNet/IP、Modbus RTU、PROFIBUS、PROFINET対応製品もご利用いただけます。
省エネも可能に
「このソリューションには大きな市場があると考えています。現在、産業界の多くの企業がエネルギー消費を最適化しようと取り組んでいます。そうした企業の製造ラインは、多くの場合、なんらかのタイプの産業用ネットワークに接続されています。ところが、電気・水道・ガスといった建築設備のパラメータは、たいてい個別のM-Busシステムで監視しています。そこで当社では新しいソリューションによって、工場オーナー様がModbus-TCPや他のネットワーク上にあるPLCから、工場のエネルギー消費量を分析し、最適化できるようにしました」と、HMSの製品マネージャーNiklas Selanderは話しています。
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