キーサイト、Snapdragon Compute Platform上で、ノートパソコンベンダーがWindows搭載のArmベースの5G PCを検証することを初めて可能に
ソフトウェア中心の統合テストソリューションにより、Snapdragonを搭載した5G接続のWindowsノートパソコンの設計、開発、製造を迅速化.
あらゆるものが安全につながる世界の実現を支援する高度な設計と検証ソリューションを提供しイノベーションを加速する、キーサイト・テクノロジーズ・インク（CEO：サティッシュ・ダナセカラン、米国カリフォルニア州サンタローザ、NYSE：KEYS、日本法人：キーサイト・テクノロジー株式会社、以下「キーサイト」）は、ノートブック型パソコンのベンダーがソフトウェア中心とした統合テストソリューションを用いてSnapdragon® Compute PlatformにWindowsを搭載したArmベースの5G PCを検証することを初めて可能にしました。
Qualcomm Technologies, Inc.（以下「クアルコム」）が開発したマルチ接続ソリューションであるSnapdragon compute platformは、高度なカメラ／オーディオ機能と5G通信機能を備え、軽量でファンレス、安全性の高いノートパソコン（ノートPC ）の優れたパフォーマンスを実現します。多くのWindowsベースのノートPCベンダーは、Snapdragon compute platformを使用して、生産性、効率性、接続性を向上させるクラウド体験を実現する5Gモバイルコンピューティングを提供しています。キーサイトにより、クアルコムはSnapdragon搭載PCの設計から開発、製造にわたるワークフローにおける検証を加速できます。
キーサイトのワイヤレス・テスト・グループのシニアディレクターであるLucas Hansenは、次のように述べています。「キーサイトとの協業を強化することで、クアルコムがSnapdragon compute platformの市場を広げ、常時接続のノートPCユーザーにシームレスなモバイル接続を実現できることを嬉しく思います。2016年以来、当社とクアルコムは共同で、ベンダーやモバイル事業者が幅広いアプリケーションに不可欠なレベルの無線接続を実現するために、5Gにおける技術を中心とした試験を実施してきました。」
キーサイトは、あらゆる入出力(I/O)ソフトウェア層にわたる被試験デバイス(DUT)と、テスト機器間の効率的な通信を実現する仮想計測器システムアーキテクチャー(VISA)ライブラリソフトウェアを、業界で初めて提供しました。クアルコムは、VISAソフトウェアを搭載したキーサイトのテストソリューションとQualcomm® Development Acceleration Resource Toolkit自動化ツールを組み合わせて、Snapdragon compute platformの相互接続性テストの開発に成功しました。
クアルコムは、VISA I/Oライブラリソフトウェアを備えたキーサイトの様々なソリューションを使用して、5G NR、4G LTE、3G、2G、WLAN、 BluetoothおよびGPSなどの多岐にわたるテクノロジーに対応する新しいチップセットの性能を検証しています。ソリューションには以下が含まれます。
- E7515B UXM 5Gワイヤレス・テスト・プラットフォーム：5G NRネットワークエミュレーション用のマルチフォーマットスタックのサポート、豊富な処理能力、豊富な無線周波数(RF)リソースを備えたコンパクトなシグナリング試験プラットフォーム。
- E6680A/Eワイヤレス・テスト・セット：Wi-Fi 7などのWLANやその他モバイルデバイスの性能を検証。
- M9415A VXT PXIベクトルトランシーバー：超広帯域(UWB)、WLANおよびBluetoothアプリケーション用のベクトル信号発生器とアナライザを統合したPXIeモジュール。
- E6681A EXM-WBワイヤレス・テスト・セット：製造における5G NRミリ波デバイスの性能を検証。
