イグスは新しいコンパクトチェーンフレックスケースSを提示します

イグスは、お客様がケーブルの輸送・保管コストを節約できるよう、2020年にチェーンフレックスケーブル用の出荷ソリューションとしてチェーンフレックスケースを開発しました。これは再利用可能な材料で作られた段ボール箱で、パレットなしで配送が可能なため輸送コストを大幅に削減できます。また、保管システムとしても機能し、ケースからケーブルを直接取り出し、ご希望の長さに切断できます。 今回、細径ケーブルや短いケーブル長に対応する小型化のニーズに応えて、チェーンフレックスケースSを発表しました。コンパクトなケースSで、お客様は保管スペースを50％削減することができます。

スペースの有効活用と容易なハンドリング
チェーンフレックスケースを使用すれば、ケーブルドラム設置用のラックは必要ありません。ケースMとSのサイズは互換性があり、積み重ねることができるため、柔軟な保管スペースを構築できます。コンパクトなケースSでは、最大収納長200mのケースMと比較して、短いケーブル長向けに低価格を実現します。小型化により、持ち運びや車両での運搬もさらに簡単になりました。建設現場などで直接ケーブルを引き出して使用することも可能です。チェーンフレックスケースは、修理・メンテナンスの分野などで既に多く使用されています。ケーブルをまっすぐ引き出してエナジーチェーンにねじれのない状態で収納できるため、可動部での長寿命化にも大きく貢献します。チェーンフレックスケースは、850種類以上のチェーンフレックスケーブルに対応しています。

チェーンフレックスケーブルとは？
　チェーンフレックスケーブルは、高速・高加速度、長いストローク、過酷な環境など、様々な用途に対応する耐屈曲ケーブルです。3,800㎡の社内試験施設で数々のテストを実施し、長い耐用年数を実証してきました。こうしたデータを組み込んだオンラインツールでは、ケーブルの寿命予測を数クリックするだけで計算することができます。イグスは、広範な試験と30年以上の経験に基づき、お客様に36ヶ月または1,000万往復回数の無償交換保証を提供しています。この約束は、世界的な試験機関である「アンダーライターズ・ラボラトリーズ」（UL）によって検証済みです。