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ルネサス、空気質センサー向けの新しいファームウェアをリリース

リリース済みのEPAやUBA規格に対応したファームウェアに加え、RESETなどの基準に対応可能。

ルネサス、空気質センサー向けの新しいファームウェアをリリース

ルネサス エレクトロニクス株式会社は、このたび、デジタル空気質センサ用に、商業施設や公共施設向けの環境基準で定められている、TVOC(総揮発性有機化合物)の継続的モニタリングに対応する新ファームウェアの提供を開始しました。新ファームウェアは、ルネサスの室内空気質センサZMOD 4410と屋外空気質ZMOD4510用に提供します。これらのガスセンサはファームウェアを更新することで特性を変更することができます。そのため、クラウドを介してファームウェアを更新できるように設計にしておけば、後からガスセンサの機能をアップデートできるシステムを構築することができます。

新ファームウェアは、RESETなどが要求する低いレベルの値も検出することができるため、様々な国際的な空気質基準の要件に適合することができます。これらによりユーザは、HVACシステムやサーモスタット、家電や煙探知機など、さまざまな製品に各種基準に柔軟に対応できる空気質センシング機能を搭載することができます。

デジタル空気質センサZMODの主な特長
  • 屋内外の空気環境に関する複数の規格をサポート可能
  • さまざまな空気質の基準にあわせ、ファームウェアの設定変更が可能
  • JEDEC JESD47に準拠し、10年の製品寿命を実現
  • 補正エンジンにより、低レベルの10億分の1(PPB)の標準要件をサポート
  • TVOC、オゾン、二酸化窒素の測定が可能
また、ルネサスのセンサはすべてクイックコネクトIoT開発環境の一部であり、最小限のコーディングで迅速なプロトタイピングを実現します。

なお、屋内空気質センサ「ZMOD4410」と屋外空気質センサ「ZMOD4510」は量産中であり、評価キット「ZMOD4410-EVK」および「ZMOD4510-EVK」も用意しています。

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