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'23
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Schneider Electric News
シュナイダーエレクトリック、ハノーバーメッセでサステナブルなDXを推進するソリューションを加速
今回のハノーバーメッセでシュナイダーは、これまで展開してきたIoT対応のプラグアンドプレイなオープンプラットフォーム「EcoStruxure」を更に拡大し、産業界の効率化を加速するソリューションを披露します。
エネルギーマネジメントおよびオートメーションにおけるデジタルトランスフォーメーションのリーダーであるシュナイダーエレクトリックは、ハノーバーメッセ2023にて、新たなテクノロジーとソフトウェアソリューションを発表し、世界的な優先課題であるエネルギーや資源の課題、持続可能性に向けた業界企業の取り組みを支援します。
エッジコントロール
- EcoStruxure Automation Expert V23.0: EcoStruxure Automation Expertはオートメーション業界においてゲームチェンジャーとなり得る次世代のエンジニアリングプラットフォームです。ソフトウェア中心のアプローチを採用しており、様々なベンダーの製品やシステムを、優れたデザイン性と共通言語によって統合することで、よりオープンなシステム設計を構築することができます。主に以下3つの特長を備えています。
- 脱ハードウェア依存:特定ハードウェアに依存しないシステム構築を実現
- IT/OTの簡単統合:IIoTやDXを推進
- オブジェクト指向エンジニアリング:不要なタスクを削減し、大幅な工数削減を実現
今回、EcoStruxure Automation Expert のV23.0では、主に海水淡水化市場向けなどで使用されるソフトウェアベースの冗長化システムを提供できるようになりました。EcoStruxure Automation Expert のポートフォリオが更に拡張され、マシンオートメーション、プロセスオートメーション及びそのハイブリッドシステムに対して全体を統合できる単一の制御ソフトウェアプラットフォームとなっています。 V23.0 の新機能には、AVEVA System Platform との簡単統合機能が含まれており、既存のAVEVA製Industrial Graphicsを再利用することによるシステム設計の高速化や、手順自動化による運用効率の向上などが可能です。また新バージョンでは、EcoStruxure Automation Expert HMI とのマルチ OS の互換性がもたらされ、Windows に加えて Linux でも利用できるようになりました。これにより、ユーザーは互換性のあるすべてのオペレーティング システムで同様のオブジェクトを開発することができます。
コネクテッドプロダクト
コネクテッドプロダクト
- モーターマネジメント: お客様の電気システムや生産プロセスをよりサステナブルなものにするモーターマネジメントソリューションを展示します。特に今回は新製品として、あらゆる条件下で機器を保護しながら1,000 以上の構成に対応でき、より迅速かつ柔軟な制御盤組立を可能にする新しい Spacial SFN 制御盤をブースにてご紹介します。この制御盤は脱炭素化された鋼材を使用しており、従来品よりもCO2排出量を35%削減しています。 また、一緒に展示する新しい Altivar ATV320 ソーラードライブは、オングリッドとオフグリッドの互換性を備えており、信頼性の高い電力供給を担保しながらCO2 を排出することのない環境に優しいポンプソリューションを提供します。新たに開発されたこれらのソリューションは高い堅牢性を持ち、モータースターターなど機器全体の50%以上の静荷重を削減します。
- GM AirSeT Performance: 新しいAirSeTシリーズのソリューションで、シュナイダー エレクトリックは、有害な温室効果ガスであるSF6ガスを使用しない、サステナブルな SF6ガス不使用=SF6フリーのポートフォリオを拡張・強化します。このSF6フリーのプライマリースイッチギヤは、産業系のお客様の温室効果ガス削減への対処を支援するとともに、設備のガスリサイクルも不要になります。 GM AirSeT Performance は、SF6ガスを使わない純粋な空気による絶縁と、デジタルサービスを活用できる、シュナイダーエレクトリックのポートフォリオの中で最も強力かつレジリエントなプライマリー中圧スイッチギヤであり、様々なエネルギーインテンシブな重要インフラプロジェクトに適しています。
- Easy UPS 3-Phase Modular (50-250kW/400V) – Uninterruptible Power Supply (UPS): この新しいソリューションは、システム規模に応じた投資の最適化が可能なPay-as-you-grow モデルの採用と、Smart Power Test (SPoT) モードを用いることで高価なロードバンク(負荷試験装置)が不要になることから、サイト受け入れテストのコストを削減し、設備投資の最適化に貢献します。 コンパクトな設計ながら、クラス最高レベルの電源保護と可用性を実現するライブスワップモジュールを備えた IEC 認定のモジュラーUPSは、中小規模のデータセンターや、ビジネスに不可欠な各種商用・産業用アプリケーションに最適です。
- PowerLogic™ P7 Protection Relay: この次世代の電力保護および制御プラットフォームは、最も複雑で要求の厳しい高度な産業用アプリケーション向けに設計されており、運用効率、電力の可用性、および電力のセキュリティを最大化します。 製品ライフサイクルのすべての段階で複雑さを軽減する、改善されたデジタル エクスペリエンスを提供します。 パフォーマンスと柔軟性が向上し、仮想化に完全に対応する、モジュール式のサイバーセキュアで将来性のあるプラットフォームを提供します。適応すべきアプリケーションによる特定の要求に対しても、新しく設計されたアプリケーション指向のファームウェア、追加されたイーサネット通信モジュールや I/O ボードにより柔軟に対応できます。
アプリ、アナリティクス、サービス
- ETAP(イータップ): 設計、エンジニアリングから運用とメンテナンスまで、完全な電気システムのライフサイクルを管理する、新しいデジタルツイン統合プラットフォーム。生産性、コラボレーション、効率を向上し、エネルギー移行を可能にします。
- AVEVA(アヴィバ): シュナイダーエレクトリックが買収を完了し、独立した自律企業として運営されているAVEVA社より、企業がネットワーク接続された産業環境を通じてコラボレーションやイノベーション、そしてデータ共有を実現できる、非依存型のクラウド対応プラットフォームという、産業用ソフトウェアの新しいビジョンを提示します。 ハノーバーメッセのブースでは、AVEVA のデジタルツイン (産業用メタバースの基盤) がこのビジョンをどのように実現するかをご覧いただけます。資産の設計から最適化まで、AVEVA は効率と持続可能性を推進するために適切に管理された産業情報の価値を実証します。
- サービス: シュナイダーエレクトリックの専門家とコンサルタントより、産業のDX推進を加速する新たなコンサルティングサービスなどを中心に、最新のサービスポートフォリオをご紹介します。サステナビリティの目標達成に向けた戦略についても議論し、企業の取り組みを支援するシュナイダーのソリューションや、より環境に優しい多様なエネルギーポートフォリオの利点についてご説明します。