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Yokogawa News

サウジアラビアで世界最大級の海水淡水化プラント向け制御システムを受注

横河電機は、世界最大規模の逆浸透海水淡水化プロジェクト向け制御システムを受注した。

サウジアラビアで世界最大級の海水淡水化プラント向け制御システムを受注

受 注元はサウジアラビアの建設会社 Saudi Services for Electro Mechanic Works(サウジ・サー ビシズ・フォー・エレクトロ・メカニック・ワークス)と総合水事業会社の Metito Saudi Arabia (メティト・サウジアラビア)の共同企業体です。

本プロジェクトは、サウジアラビア東部のペルシャ湾に面した都市ジュベイルに位置する既 設の蒸発法海水淡水化プラントを、逆浸透膜法海水淡水化プラントに置き換えるものです。既 存のプラント設備を活用して逆浸透膜の設備を導入することにより、プラント寿命を延ばし、 新設するよりも低い環境負荷でプラントを建設します。

中東では、かつては石油やガスなどの 化石燃料を使用する蒸発法海水淡水化プラントが主流でしたが、現在では、近年の逆浸透膜な どの膜濾過技術の発達により、造水効率が高く、二酸化炭素排出量も少ない逆浸透膜法海水淡 水化プラントが主流となりつつあります。本プロジェクトは、サウジアラビアの掲げる、2060 年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにすることを目指す「Net Zero Vision 2060」の施策の 一環です。

YOKOGAWA が本プラント向けに納入するのは、制御システム、安全計装システム、生産管 理システム、運転訓練シミュレータ、サイバーセキュリティ対策ソリューションなどです。2024 年 1 月までに納入を完了し、2024 年 12 月に稼働予定です。当社が携わった海水淡水化プラン トは全世界で 100 基以上あり、特にサジアラビアにおいては、これまで複数の海水淡水化プラ ント向け制御システムや、淡水化した水を市街地に運ぶパイプライン向け監視システムなどを 提供してきました。

ヨコガワ・サウジアラビア社長の重野 邦正は次のように述べています。「サウジアラビアで は飲料水の大部分を海水淡水化に頼っており、人口増加に伴いその需要が増加しています。当 社は世界各国で培った水インフラ分野での経験や、デジタル技術を活用した効率的なプラント 運用のノウハウを生かし、飲料水の安定提供のみならず温室効果ガス排出削減にも貢献してい きます」。

本文中で使用されている会社名、団体名、商品名、サービス名およびロゴ等は、横河電機株式会社、各社およ び各団体の登録商標または商標です。

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