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Rohm Semiconductors News

ローム、車載LCDバックライト向け新型LEDドライバーを開発

新しいLEDドライバーはローカルディミング機能を搭載しており、ディスプレイの高解像度化と低消費電力化に貢献します。

ローム、車載LCDバックライト向け新型LEDドライバーを開発

ローム株式会社は、次世代のカーインフォテインメントや車載メータークラスターなどで採用が進んでいる大型ディスプレイに対応した車載液晶バックライト向けLEDドライバIC「BD94130xxx-M」(BD94130MUF-ME2BD94130EFV-ME2)を開発しました。

「BD94130xxx-M」は、8系統のスイッチコントローラと24chのカレントドライバを組み合わせたマトリクス方式のLEDドライバであり、バックライト用のミニLEDを1つのICで最大192エリアに分割して制御(調光)可能です。また、各エリアのミニLEDは、ローカルディミング機能により独立制御が可能なため、ディスプレイの高精細化と低消費電力化に貢献します。

現在、車載ディスプレイにおいては、市場トレンドとしてエリア数の増加が進んでいますが、新製品はダイレクト方式の一般品と比べて、1つのICで制御できるエリア数が多いため、LEDドライバの実装面積と搭載数量を大幅に削減することが可能です。例えば、現在主流の10インチクラスの車載ディスプレイを搭載したカーインフォテインメントでは、約600エリアの制御が必要となりますが、新製品は、ダイレクト方式の一般品(48エリア対応品)と比較して、1/4のLEDドライバ数量で制御でき、LEDドライバの占める実装面積も最大約84%削減可能です。加えて、次世代コックピットになり画面の大型化が進むと、エリア数は増加するため、新製品の搭載メリットはますます大きくなります。

<アプリケーション>
新製品は、ローカルディミング機能を搭載しているため、ハイコントラストな車載ディスプレイを実現可能です。
  • 電子ミラー(サイドミラー、バックミラー)
  • メータークラスター
  • カーインフォテインメント
  • ヘッドアップディスプレイ(HUD)

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