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SEEPEX

廃水処理産業のためのカスタマイズポンプによるソリューション

一軸ねじ式ポンプは、工業廃水処理や自治体の下水処理、汚泥の処理といった、このさき大きな課題に直面しそうな産業分野で広く利用されています。


というのも、最終的な廃棄物の量を削減すると同時に、廃棄物の品質を向上させて再生可能エネルギーの生産に活用できるように、新しい汚泥処理技術の開発が求められているからです。ドイツ・ボットロプを拠点とするSEEPEXは、こうした業界の転換を力強くご支援しています。

Q:今後、廃水処理産業でもっとも大きな課題となるのは何でしょうか?
A:社会が進むべき方向として、資源とエネルギーの効率的かつ持続可能な管理を目指す“ネオ・エコロジー(neo-ecology)”がメガ・トレンドとされていますが、これには考え方の見直しと実際の行動が求められます。そのため、従来からの下水処理場では激変ともいうべき大きな変化に直面しつつあります。しかも同時に、費用対効果や信頼性、操業上の高い安全性については、これまでと変わることなく保証しなければなりません。

Q:ポンプ・メーカーとして、こうしたニーズにどのような貢献ができるのでしょうか?
A:廃水処理は、自然界の水質回復をはかるうえで中心的な役割を担う要素であり、そのプロセスに使うポンプには最も高い要求が課されます。そして、その要求を満たすためには適切なポンプ技術の選択が重要です。ここに一軸ねじ式ポンプの大きな活躍が見込めます。この種のポンプは、汚泥処理とその廃棄物に係るほとんどすべてのプロセスで使用できるからです。しかも長寿命で信頼性が高く、多用途に使えるうえ、メンテナンスも容易で高いエネルギー効率が実現します。加えて、優れた吐出圧力を持ち、長距離のポンプ搬送が可能ながら、流れに脈動を生じないという特性により、多くの廃水処理アプリケーションで評価の高い選択肢となっています。ロータリーポンプと比べても、運転・維持コストを低く抑えられます。


廃水処理産業のためのカスタマイズポンプによるソリューション
典型的な一般産業向け一軸ねじ式ポンプ:低粘度から高粘度にいたる物質を搬送可能なうえ、その低脈動の均一な流れによって高い信頼性と効率性能が保証され、メンテナンスもスマートかつ簡単に行える設計でご提供しています。

Q:具体的な例を紹介してくれますか?
A:例えば、汚泥を撹拌したり脱水したりする場合があります。開放型ホッパーポンプなら、乾燥物質(DS)含有率が45%までの脱水汚泥を容易にポンプ搬送できます。標準的な産業用ポンプが使え、その開放型ホッパーポンプのホッパーに必要な量の液体を加えます。摩擦によるエネルギー損失を減らすために液体と脱水汚泥を混合するのです。そして、制御システムによって排出量をモニタリングしながら、それに応じて加える液体の量を調整します。また、潤滑剤を加えるとエネルギー消費が減り、制御システムは資源を節約するかたちで液体の添加を確実に行えます。さらに制御システムは、脱水装置の吐出量にポンプ速度を適応させ、ポンプのエネルギー消費量の削減も図ります。


廃水処理産業のためのカスタマイズポンプによるソリューション
典型的な開放型ホッパー付き一軸ねじ式ポンプ:流動しない物質でも最適なハンドリングが行え、各処理作業に合わせて調整も可能です。さらに、メンテナンスをスマートかつ簡単に行える設計でご提供しています。

このように一軸ねじ式ポンプは環境分野で高い品質要求に応えるとともに、常に高い信頼性と低い運転コストを実現します。ネオ・エコロジー(neo-ecology)の考え方に沿って、エネルギー消費を抑え、資源を節約できるのです。環境分野に対応した技術なら、持続可能な活動を今すぐ簡単に始めて、軌道に乗せることも可能です。

一軸ねじ式ポンプ:主なメリット
 一軸ねじ式ポンプのメーカーは、コスト削減だけでなく、最終的に省資源にもなるソリューションの提供に力を注いでいます。 エネルギー効率の高いポンプ:必要なエネルギーを削減 最小限の脈動で安定かつ可変な流量を実現 添加する物質の正確な計量 メンテナンスの容易さ:配管を取り外すことなく、ポンプの駆動側とローター側の部品に素早く簡単にアクセスできる設計 ポンプの長寿命化:高品質な部品を使用したうえ、予知保全とポンプモニタリングのオプションをご用意。さらに部品の摩耗低減も実現 柔軟性:設置方法やポンプ設計は、お客様の用途に合わせてカスタマイズ可能 。

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