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Eplan Harness proD 2.5で3Dワイヤハーネス設計のワークフローを最適化
Eplan Harness proDバージョン2.5のリリース準備が整いました。これにより、Eplan プラットフォームの集中部品管理システムと組み合わせて、シームレスで最適なワークフローを存分にご使用いただけます。ネイルボード設計やケーブル・ルーティング、プロジェクト管理についての広範な機能強化により、ワイヤハーネスの効果的なエンジニアリングの実現をお約束します。
Vorschauplatzierung: プレビュー機能により、最初から適切な配置を行うことができ、その後の調整 を必要としません。2015年8月24日、ドイツ・モーンハイムより―10月より、Eplan Harness proDのバーション2.5をリリースいたします。新バージョンの開発では、ユーザーのワークフローを最適化することに重点を置きました。主な新しい特長は、3Dワイヤハーネス・エンジニアリングシステムをEplanプラットフォームの集中部品管理と連係させたことです。これは統合データ管理における画期的な進展を象徴しています。今後、ユーザーは集中部品管理システムにプロジェクトの全過程からアクセスできるようになりました。マスター・データベース管理の手間が軽減され、回路図から製造用ドキュメントに至るまで、シームレスなワークフローを実現しました。また、そのマスターデータのワークフローにおいてもネイルボード図面に必要な2Dシンボルを既存の3Dデータから生成することで、いっそう最適化されました。既存のデータが再利用でき、部品シンボルを手作業で生成する必要はありません。
3Dで部品を簡単に配置
Eplan Harness proDの狙いは、ワイヤハーネス設計に向けて、使いやすい3Dシステムを提供することです。 一般に、電気エンジニアは複雑な機械系CADシステムの操作にそれほど慣れていないのではないでしょうか。したがっ て、ユーザーフレンドリに使えることは大きな強みです。例えば、3D空間にコネクタ等の部品を配置すると、その基準点やエッジ、領域を選択できます。プレビュー機能によって、ユーザーは最初から適切な配置を行い、その後の調整を必要としません。また、AutoCADシンボルをご利用の方には、格段に向上したインポート機能をご提供します。バージョン2.5では、DWGやDXF形式のインポート図面を、すべての関連情報とあわせて編集できます。これにより、部品作成プロセスの速度が大きく向上します。
ケーブル・ルーティングの迅速化
Eplan Harness proDバージョン2.5では、3Dオブジェクト位置の固定や、ワイヤハーネスの新しいバンドルの始点を既存のバンドルに位置合わせする機能、ケーブルの自動ルーティングなど、多くの新機能が盛り込まれています。また、ワイヤの配色をネイルボード上のコネクタ・シンボルに表示し、製造現場でもその図面を用いてコネクタにおける適切な配線位置を特定することができます。必要な情報を求めて配線リストを調べるという必要はなく、生産プロセスが向上します。
ネイルボード設計でのフレキシビリティ
さらに、ネイルボード設計での新機能も数多くあります。Eplan Harness proD 2.5では、»ディスプレイ・ レイヤ»から»データ・レイヤ»を分離しました。これは単なる技術的なことに思えるかもしれませんが 、ユーザーに多大なフレキシビリティをもたらします。表示設定によって、データを変更することなく、製図の社内規格などに応じた様々な方法で図面を表示できます。また、更新のバッチ処理機能が、Eplan Harness proDのプロジェクト管理セクションに追加されました。計算や図面に更新が必要なことが分かると、それをバッチ処理して、プロジェクト管理の手間をさらに削減します。ライブラリ部品の自動更新などの機能や、サポート対象のCADファイル形式も新たに加わり、多くの機能強化の中でも特にワイヤハーネス・プロジェクトの効率を高め、お客様のワークフローを迅速化します。
発信元:Eplan Software & Service