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Hitachi Construction Machinery News
日立建機、ホイール式油圧ショベル ZX125W-7の受注を開始
ホイール式油圧ショベル ZX125W-7は、作業効率の向上と燃料消費量の削減により、オペレータの負担とランニングコストを削減します。
日立建機株式会社は、「特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律」2014年基準に適合し、作業性能の向上と燃費低減を両立させた12tクラスのホイール式油圧ショベルZX125W-7(標準バケット容量0.45m3、運転質量14.2t)を、日本国内に向けた2023年11月の発売に先立ち、7月3日より受注を開始します。販売目標台数は年間100台です。
ホイール式油圧ショベルは、自動車車検証とナンバープレートを取得することで公道を自走できる、機動性に優れた油圧ショベルです。また、コンパクトな車体で小回りが利き、作業性に優れていることから、都市土木など、狭い路地での使用に適しています。現場での作業に加えて、自走による移動で長時間稼働することが多いホイール式油圧ショベルは、より高い燃費性能に加え、オペレータの負担の軽減や安全性の向上が求められています。
本製品は、油圧ショベルZAXIS-7シリーズの特長である、燃費低減と高い作業性を実現する最新油圧システム「HIOS Ⅴ(ハイオス ファイブ)」を搭載することにより、複合動作や高負荷時の操作性を維持しつつ、燃費性能を向上しました。さらに、新機能の「エコガイダンス」は、現場状況に応じて推奨される作業モードなどをメッセージで表示し、燃料消費を抑えた運転操作を支援します。また、新機能として、車体の停止に合わせて作業ブレーキが作動する「オートワーキングブレーキシステム」、走行時に走行モードの変速を自動で行う「オートマティック・トランスミッション」を追加、新設計の運転室を採用とあわせ、作業時の利便性や快適性を向上し、オペレータの負担も軽減します。
主な特長
燃料消費量の低減と作業量の増加
作業量を重視する「PWR(パワー)モード」の場合、従来機種ZX125W-6と比較して、作業量を7%増加しつつ、燃費消費量を19%削減しています。これにより、大幅なランニングコストの低減に寄与します。
現場に応じて選択できる3つの作業モードと低燃費操作の実現をアシストする「エコガイダンス」
現場状況に応じて、重作業用の「HP(ハイパワー)モード」、作業量を重視した「PWR(パワー)モード」、燃費を抑える「ECO(エコノミー)モード」に切り替えが可能です。また、新機能「エコガイダンス」は、燃料消費状況と使用中のモードを比較し、推奨する作業モードやエコ機能をメッセージでモニタに表示することで、ランニングコストの低減に寄与します。
車体の走行停止に合わせて自動でサービスブレーキを作動させる「オートワーキングブレーキシステム」
ホイール式油圧ショベルでは、掘削などの作業時に、サービスブレーキを作動させ稼働します。オートワーキングブレーキシステムをあらかじめ設定することにより、車体の走行・停止に合わせて自動でサービスブレーキを作動させ、オペレータの負担を軽減します。また、オペレータの好みに合わせてブレーキ強度を5段階で調整でき、利便性も向上しました。
新設計の運転室を採用 快適性と安全性を向上
従来機種と比較して、運転室の後方エリアを広く、天井を高くしたことで、長時間でも今まで以上に快適に作業することが可能です。また、運転室内の大型モニタでは、機械状態の確認に加え、標準搭載の周囲環境視認装置「AERIAL ANGLE(エアリアル アングル)」により、機体周囲を映像で確認することが可能で、安全性の向上に寄与します。
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