www.engineering-japan.com
17
'23
Written on Modified on
Fuji Electric News
搭載機器の消費電力量削減に貢献する第3世代小容量IPMの発売について
富士電機株式会社は、家電製品や工作機械などの搭載機器の消費電力量削減に貢献する第3世代小容量IPM「P633Cシリーズ」を発売しましたので、お知らせします。
背景
IPM(Intelligent Power Module)はIGBT駆動回路と保護機能を内蔵したパワー半導体で、インバータやサーボシステムなどに使用されます。
インバータやサーボシステムは、パワー半導体のスイッチング(電気のオン・オフ)により電圧や周波数を制御することで機械の動作をコントロールしますが、パワー半導体はスイッチングの際に電力損失と電磁ノイズが生じます。
本製品は、スイッチングの際に発生する電力損失と電磁ノイズの低減を両立した製品です。家電製品のインバータや工作機械用サーボシステム向けに適用することで、搭載する機器の消費電力量を削減し、脱炭素社会の実現に貢献します。
特長
電力損失と電磁ノイズのトレードオフ特性を改善
スイッチングの際に生じる電力損失を低減する方法としてスイッチングの高速化があります。スイッチングを高速化すると、周辺機器の誤動作につながる電磁ノイズが増加します。
本製品は、最新の第7世代IGBT/FWDチップを適用する事で、従来製品に対して、電力損失は10%、電磁ノイズは約1/3(注)に低減しました。電力損失とノイズのトレードオフ特性は、業界トップクラスを実現しました。
製品ホームページ: https://www.fujielectric.co.jp/products/semiconductor/model/igbt/ipm.html
www.fujielectric.co.jp