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'23
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Yokogawa News
横河電機、高性能光スペクトラムアナライザ「AQ6373E」「AQ6374E」を発売
本製品は、高い波長分解能と広い近接場ダイナミックレンジを特長とする可視・近赤外光スペクトラムアナライザ「AQ6373B」「AQ6374」の後継製品です。
開発の背景
光スペクトラムアナライザ「AQ6373E」および「AQ6374E」は、当社がこの分野で培ってきた40年以上にわたる技術やノウハウをもとに、医療・バイオ、および材料加工用途向けに、可視帯から近赤外波長帯域における、新たな光学デバイスおよびコンポーネントの測定需要の高まりに対応して開発されたものです。高い波長分解能と広い近傍ダイナミックレンジをもち、レーザースペクトルの測定器として高い評価をいただいている現行機種「AQ6373B」および「AQ6374」の特長を引き継ぎながら、操作性を向上しています。
背景には、医療やバイオ分野におけるレーザーやLED等の発光デバイスの使用が拡大し、開発時や製造時に精密な光スペクトラム測定が求められていることが挙げられます。また、半導体製造分野においては、製造工程で使用されるレーザーの特性や品質を評価するために、高性能光スペクトラムアナライザによる測定が必要とされます。一方で、タブレットやスマートフォンが普及した現在、光スペクトラムアナライザの各種操作をタッチ操作で行いたい、また、光スペクトラムアナライザの様々な設定や機能を熟知していなくても、誰でも簡単に光スペクトルテストを行えるような機能が求められていました。横河計測の「AQ6373E」および「AQ6374E」は、これらに応えします。
製品の特長
光スペクトラムアナライザ「AQ6373E」は、現行機種「AQ6373B」と同様に測定波長範囲350 nm (ナノメートル、ナノは10億分の1)から1,200nmまでをカバーし、標準モデルに加えて、レーザー評価に最適な高分解能モデルと、生産ライン用に最適化されたリミテッドモデルの3モデルを提供します。
光スペクトラムアナライザ「AQ6374E」は、レーザーなどの発光デバイスの評価に加えて、光ファイバーの特性評価にもご使用いただけます。現行機種「AQ6374」の高い光学性能と業界唯一の広い測定波長範囲 (350 nmから1750 nm) を両立した特長を継承しています。
新開発の両機種には、お客様の研究開発と生産テストのタスクを高速化するよう設計されたAPP(アプリケーション)モードを追加しました。APPモードは、測定条件設定から解析結果出力までの一連の操作をナビゲートする、測定対象デバイス固有のテストアプリを提供します。光スペクトラムアナライザを使い慣れないお客様でも容易に使いこなすことができます。
また、大型液晶タッチパネルを採用したことで、より簡単に、より直感的に操作できるようになりました。
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