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Seco Tools

セコ・ツールズが、部品加工を最適化する革新的なソリューションを開発 

セコ・ツールズは、さまざまな加工の課題を克服し、生産性を向上させるために、汎用性と工具寿命が向上した新しいツールホルダ、PCBN インサート、丸駒旋削インサート、X-tra Long 超硬ソリッドドリルを開発しました。これらの革新的な新製品は、一般的な ISO 旋削加工から大量生産の旋削粗加工や深穴ドリル加工までの、幅広い分野での加工用途に対応しています。


コスト削減に貢献する X-tra Long 超硬ソリッドドリル – 40xD - 60xD
加工深さ 40xD から 60xD の深穴ドリル加工する製造工場では、長く安定した工具寿命と工具コストの削減を求めています。セコ・ツールズの新開発 X-tra Long 超硬ソリッドドリルは、他の超ロング超硬ソリッドドリルより 15% 以上の長い工具寿命を維持します。

セコ・ツールズの X-tra Long 超硬ソリッドドリルは、鋼材、ステンレス鋼、鋳鉄とともに、Inconel®、チタン合金、高硬度鋼などの難削加工用途でも、高効率で信頼できる切削性能を発揮し、標準的なマシニングセンタでの適用が可能です。

革新的な工具形状とコーティング技術により、切れ刃のチッピングや突発的な破損を予防し、フランク摩耗やセンター刃摩耗を最小限に抑えます。研磨処理されたドリル製造技術は、ブラッシング処理との比較しても滑らかな刃先と優れた均一性と安定性能を維持でき、高精度な加工交差を達成します。セコ・ツールズの X-tra Long 超硬ソリッドドリルは、3 回の再研磨後でも、規定値のドリル加工深さを維持します。

加工プロセスを安定させる CH1050 および CH2581 PCBN インサート
2 種類のセコ・ツールズ PCBN インサート新材種は、自動車産業や他の工業製品の大量生産環境に最適な切削性能と生産効率を発揮します。CH1050 材種は仕上げ旋削加工用途に、 CH2581 材種は半断続旋削加工用途に最適設計されています。

優れた表面加工品質要件を達成するように設計された基礎材種とセコ・ツールズの革新的ナノラミネート PVD コーティング技術を採用した CH1050 材種には、新開発の研削技術による高精度なエッジ処理が施されています。工具寿命の延長と生産製品あたりのコスト削減を目的に設計された CH1050 材種は、生産効率性を促進し、不具合品や再製作の課題を削減します。

CH2581 材種は、半断続旋削加工用途に特化して設計された寛容性の高い材種と汎用適応性によって、優れた加工プロセス安定性を維持し、工具破損を削減します。高精度のエッジ処理と次世代のセコ・ツールズ PVD コーティング技術の採用により、高速切削化と優れた生産性効率を達成し、製品生産コストが削減されます。

RCMT/RCGT の MF2 チップブレーカは、切り屑処理性能に優れた、丸駒ポジティブ ISO 旋削超硬インサート
多くの丸駒旋削インサートでは、切り屑処理不良での不具合が発生しますが、セコ・ツールズの RCGT/RCMT インサートで採用する MF2 チップブレーカは、特にダイナミック旋削プロセスにおいて、高速切削および高い送り値での良好な切り屑処理を維持します。安定性と耐久性に優れた丸駒超硬インサート材種の 1 シリーズであり、粗旋削加工から仕上げ旋削加工までの幅広い加工用途に対応します。

セコ・ツールズの独創的チップブレーカ形状と強靭なインサート特性により、強断続切削加工や粗面加工など、過酷な旋削加工環境で汎用性の高い安定した切削性能が得られます。一般的なエンジニアリング産業環境では、撓み易い低炭素鋼からステンレス鋼、チタン合金、耐熱超合金 (HRSA) にいたるまでの多様な被削材に対処するため、多機能用途インサートは切れ刃が鋭利な工具よりも著しく優れた切削性能を示します。

幅広く深い溝加工、ポケット形状加工、キャビティ形状を含む部品や、切削が困難な被削材などにおいても、RCMT/RCGT インサートが採用する MF2 チップブレーカは、複雑困難な部品加工に対応し、高生産効率を可能にします。

標準 ISO 旋削用の Seco-Capto MTM JETI ツールホルダによる表面加工仕上げ精度の向上
セコツールズは、先進的な 3D プリント技術で製造されたクーラントクランプを採用した、 Jetstream Tooling® ホルダにより高圧クーラントを加工の刃先部に供給します。これらのツールホルダは、具体的な用途と切削加工の切込深さに合わせて、複数のシングルスクリュークーラントクランプオプションが準備されており、迅速なセットアップとインデックス操作が可能で、45° B 軸マルチタスク工作機械での切り屑処理の課題を軽減します。 

Seco-Capto MTM JETI ツールホルダを使用すると、工具リーチ長さによって、突き出しが少なく、加工干渉のリスクが軽減された最適な工具設定が可能になります。加工振動やびびりの減少により、高圧クーラントを必要とする被削材でも加工状態が向上します。ツールホルダの設計により、生産プロセスを最適化することができ、同じ加工工具を複数のスピンドルで使用できます。

生産効率を高めるセコ・ツールズの革新技術
新たに開発された工具、ツールホルダ、チップブレーカなどの採用によって、製造工場は加工効率を容易に改善し、作業効率を高めて、コスト削減を達成できます。「セコ・ツールズは、カスタマーの長年の課題を解決しながら、製造設備を最大限活用するための新たな加工プロセスの開発に注力してきました。」と、セコ・ツールズのプロダクトオファー/イノベーション担当副社長の Mia Bökmark は語ります。「セコ・ツールズは 80 年以上にわたる工具開発の経験を活かし、あらゆる製造工場が抱える現実的な課題のソリューションを提案します。」

最新のセコ・ツールズ製品の機能と仕様についての詳細は、お近くのセコ・ツールズ営業所までお問合せいただくか、http://www.secotools.com/ をご覧ください。


セコ・ツールズが、部品加工を最適化する革新的なソリューションを開発 
Seco new product solutions

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