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Renesas News

Inventecとルネサス、車載ゲートウェイの概念実証機の共同開発で協業

両社は、自動車OEMメーカやティア1サプライヤに向けて、業界をリードするルネサスのR-Car SoC(System on Chip)をベースとしたコネクテッドゲートウェイの概念実証(PoC:Proof of Concept)機を開発します。

Inventecとルネサス、車載ゲートウェイの概念実証機の共同開発で協業
Inventecの ChairmanであるSam Yeh(右)とルネサスのグローバル&マーケティング本部のSenior DirectorであるDanny Chan(左)

ハイパワーサーバのグローバルリーダであるInventecと、先進半導体ソリューションのトップサプライヤであるルネサス エレクトロニクスはこのたび、急成長する電気自動車(EV)市場向けに車載ゲートウェイソリューションを共同で開発することに合意したと発表しました。

本協業により、ルネサスは、Inventecに最新のR-Car SoC、アナログ、パワー製品を提供するとともに、Inventecが次世代車載ゲートウェイシステムのPoCを開発するために技術サポートを行います。両社は今後、製品開発のロードマップ、市場動向、製品仕様などを定期的に共有します。Inventecは、コネクテッドゲートウェイ向けに、サイバーセキュリティに対応するOTA(Over-the-Air)機能を搭載した第一弾のPoCを、2024年第2四半期に提供する予定です。

車載ゲートウェイのPoC開発は、車両の新しいE/E(電気/電子)アーキテクチャへの進化に応えるものです。自動車システム開発者は、安全にOTAを実現できるよう、電子制御ユニット(ECU)の複雑なネットワークを自動車に組み込む必要があります。両社が開発するPoCは、自動車開発におけるイノベーションを促進するだけでなく、これを活用することにより、世界の新興自動車メーカが急速に拡大するEV市場に参入する際の新たな可能性を生み出します。

ルネサスのR-Carは、自動運転、ADAS、コネクテッドゲートウェイ、車載インフォテインメントシステム、コクピット、ダッシュボードなど、幅広い車載アプリケーションに対応する高性能でスケーラブルなコンピューティングプラットフォームです。両社は今後、コネクテッドゲートウェイだけでなく、ビークルコンピュータやバッテリマネジメントシステムなど、多岐にわたる車載アプリケーションにおける協業も計画しています。

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