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11
'23
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Rohde & Schwarz
ETS-Lindgren社が、5G A-GNSSアンテナ性能テストのためにR&S CMX500とR&S SMBV100Bを統合
長期にわって協力を続けているETS-Lindgren社とローデ・シュワルツは、5G NRのための総合的なA-GNSS(assisted global navigation satellite system)機能をもつアンテナ性能の測定を可能にしました。R&S CMX500 OBTワイドバンド無線機テスタとR&S SMBV100B GNSSシミュレータをETS-Lindgren社のEMQuestソフトウェアと組み合わせて、現行規格はもとより、発展しつつある5G NRの位置情報サービス規格にも対応できるようにしています。このローデ・シュワルツの両計測器はETS-Lindgren社のCTIAに準拠した新旧のOTA(over the air)アンテナ測定ソリューションにシームレスに統合することが可能です。
R&S CMX500無線機テスタとR&S SMBV100B GNSSシミュレータを使えば、LTEおよび5G NRにおけるA-GNSSテストのためのもっとも高機能なソリューションを構築できます。
ETS-Lindgren社とローデ・シュワルツは協力して、ターンキーの5G NR A-GNSSアンテナ性能テスト・ソリューションを構築しました。R&S CMX500 OBTワイドバンド無線機テスタのほか、GNSSシミュレータとしてR&S SMBV100Bベクトル信号発生器を用いて、市場をリードするOTAアンテナ性能測定ソリューションとしました。さらに、このローデ・シュワルツのテスト装置を、CTIAに準拠したETS-Lindgren社のEMQuest™アンテナ測定ソフトウェアおよびチャンバ・システムと組み合わせて、5G NR A-GNSSに対する総合的なテスト機能を整えました。
第5世代の移動通信(5G NR)は、A-GNSS(assisted GNSS)など現行の位置情報サービスに加えて今後の新しいサービスも使え、もっと高速な測位のために利用可能な衛星情報が無線技術によって得られるようになります。移動通信デバイスにとって衛星による測位が極めて重要であることに変わりはなく、GNSSはコンステレーションの追加を通じて、信号の信頼性や確度、品質が向上するように改良が重ねられています。
ローデ・シュワルツのR&S CMX500ワンボックス・テスタ(one-box tester:OBT)は、市場でもっとも能力の高い1体型の5G/LTE/Wi-Fiネットワーク・エミュレータの1つであり、R&S SMBV100B GNSSシミュレータとシームレスに連携して動作する位置情報サービス・サーバの機能も備えています。この両計測器を組み合わせて、OTAアンテナ性能試験の要件に応えるとともにETS-Lindgren社のEMQuestアンテナ測定ソフトウェアに最適となるよう、LTEおよび5G NRのA-GNSSテストのためのもっとも高機能なソリューションに構成しました。
R&S SMBV100Bによって、タイミングや地理的条件に応じて可能性が想定されるあらゆるGNSS衛星コンステレーションをシミュレートする一方で、R&S CMX500がLTEおよび5G NRのセルラー・ネットワークのシミュレーションに対応します。このR&S CMX500は、制御プレーン(LPP over RRC)とセキュア・ユーザープレーン(SUPL)を介したA-GNSSアシストデータ配信もサポートしています。このようなR&S CMX500 OBTとR&S SMBV100Bの統合により、ユーザーはスマートフォンや車載用の高精度アプリケーションなどの性能評価・認定プロセスに欠かすことのできない重要なGNSSのOTAテストを実行できるようになりました。ETS-Lindgren社には、同社のEMQuestアンテナ測定ソフトウェアによって駆動するOTAシステムをすでに設置している顧客基盤が世界中に広がっています。そのシステムには、こうしたローデ・シュワルツの能力が組み込まれており、1つのターンキー5G NR A-GNSSアンテナ性能テスト・ソリューションとしてまとまられています。
R&S CMX500ワイドバンド無線機テスタは、商用のワイヤレス機器のシグナリング・テストやRFパラメトリック・テストに広く使える汎用なテスト・プラットフォームです。A-GNSS動作のための位置情報サービスやプロトコル・スタック機能のテストに加えて、R&S CMX500を使えば総合的なデータ性能やPoLQA音声品質の測定も可能です。また、フェージング・シミュレータも内蔵しており、現実的な伝播条件のもとで簡単にテストが行えます。こうした機能により、R&S CMX500は製品開発から保守/運用、定期テスト、コンフォーマンス試験やネットワーク事業者の受け入れ試験まで、あらゆる場面にお使いいただけます。
ローデ・シュワルツでワイヤレス機器テスト分野の製品マネージャを務めるBryan Helmickは次のように説明しています。「5G NRネットワークでの測位精度を高めたいというニーズに応えるため、世界中の事業者が新しい位置同定技術の開発を推進しています。この開発においてGNSSの新たな能力は欠かせない要素の一つであり、GNSSレシーバの性能がかつてないほど重要になっています。こうした状況にあってETS-Lindgren社は、ローデ・シュワルツはもとより、多くのモバイル機器メーカーにとっても完璧なパートナーです。同社のEMQuestアンテナ測定ソフトウェアがあれば、5G NRデバイスのGNSS性能評価が簡単に行えるようになるからです」。
ETS-Lindgren社の事業開発シニア・ディレクタJames Young氏も次のように話しています。「当社ETS-Lindgrenは、R&S CMX500ワンボックス・テスタとR&S SMBV100B信号発生器によって、GNSSをカバーする技術を拡大できたことを大変評価しています。ETS-LindgrenのOTAテスト・システムは世界中で設置・運用され、大きなネットワークを形成していますが、ローデ・シュワルツの技術部門と世界規模での緊密な連携を通じて、このネットワークで新世代の無線とその技術を確実に応用できるようになりました。GNSSに加えて、5GのFR1およびFR2のあらゆるモード、LTE、数百ものキャリア・アグリゲーションの組み合わせが、R&S CMX500 OBTを装備したOTAシステムで利用できます。特に研究室のマネージャなら、EMQuestが実現している測定器ドライバの柔軟性を歓迎いただけるに違いありません。R&S CMW500とR&S CMX500の機能がR&S CMX500 OBTに移行されたときのように、新しい技術を追加して最新の測定器へと変えることができるからです。ローデ・シュワルツには素晴らしい実績があるうえ、現時点の実感として、ハードウェアとソフトウェア、システムが5G A-GNSSのために一体となっていることを大きく評価しています」。
5Gに関する測位方法やそのテスト方法について詳しくは、ローデ・シュワルツのホワイトペーパー「Positioning in 5G NR〔5G NRにおける測位技術〕」をダウンロードしてご覧いただけます:
https://www.rohde-schwarz.com/_255392.html
ETS-Lindgren社とローデ・シュワルツは協力して、ターンキーの5G NR A-GNSSアンテナ性能テスト・ソリューションを構築しました。R&S CMX500 OBTワイドバンド無線機テスタのほか、GNSSシミュレータとしてR&S SMBV100Bベクトル信号発生器を用いて、市場をリードするOTAアンテナ性能測定ソリューションとしました。さらに、このローデ・シュワルツのテスト装置を、CTIAに準拠したETS-Lindgren社のEMQuest™アンテナ測定ソフトウェアおよびチャンバ・システムと組み合わせて、5G NR A-GNSSに対する総合的なテスト機能を整えました。
第5世代の移動通信(5G NR)は、A-GNSS(assisted GNSS)など現行の位置情報サービスに加えて今後の新しいサービスも使え、もっと高速な測位のために利用可能な衛星情報が無線技術によって得られるようになります。移動通信デバイスにとって衛星による測位が極めて重要であることに変わりはなく、GNSSはコンステレーションの追加を通じて、信号の信頼性や確度、品質が向上するように改良が重ねられています。
ローデ・シュワルツのR&S CMX500ワンボックス・テスタ(one-box tester:OBT)は、市場でもっとも能力の高い1体型の5G/LTE/Wi-Fiネットワーク・エミュレータの1つであり、R&S SMBV100B GNSSシミュレータとシームレスに連携して動作する位置情報サービス・サーバの機能も備えています。この両計測器を組み合わせて、OTAアンテナ性能試験の要件に応えるとともにETS-Lindgren社のEMQuestアンテナ測定ソフトウェアに最適となるよう、LTEおよび5G NRのA-GNSSテストのためのもっとも高機能なソリューションに構成しました。
R&S SMBV100Bによって、タイミングや地理的条件に応じて可能性が想定されるあらゆるGNSS衛星コンステレーションをシミュレートする一方で、R&S CMX500がLTEおよび5G NRのセルラー・ネットワークのシミュレーションに対応します。このR&S CMX500は、制御プレーン(LPP over RRC)とセキュア・ユーザープレーン(SUPL)を介したA-GNSSアシストデータ配信もサポートしています。このようなR&S CMX500 OBTとR&S SMBV100Bの統合により、ユーザーはスマートフォンや車載用の高精度アプリケーションなどの性能評価・認定プロセスに欠かすことのできない重要なGNSSのOTAテストを実行できるようになりました。ETS-Lindgren社には、同社のEMQuestアンテナ測定ソフトウェアによって駆動するOTAシステムをすでに設置している顧客基盤が世界中に広がっています。そのシステムには、こうしたローデ・シュワルツの能力が組み込まれており、1つのターンキー5G NR A-GNSSアンテナ性能テスト・ソリューションとしてまとまられています。
R&S CMX500ワイドバンド無線機テスタは、商用のワイヤレス機器のシグナリング・テストやRFパラメトリック・テストに広く使える汎用なテスト・プラットフォームです。A-GNSS動作のための位置情報サービスやプロトコル・スタック機能のテストに加えて、R&S CMX500を使えば総合的なデータ性能やPoLQA音声品質の測定も可能です。また、フェージング・シミュレータも内蔵しており、現実的な伝播条件のもとで簡単にテストが行えます。こうした機能により、R&S CMX500は製品開発から保守/運用、定期テスト、コンフォーマンス試験やネットワーク事業者の受け入れ試験まで、あらゆる場面にお使いいただけます。
ローデ・シュワルツでワイヤレス機器テスト分野の製品マネージャを務めるBryan Helmickは次のように説明しています。「5G NRネットワークでの測位精度を高めたいというニーズに応えるため、世界中の事業者が新しい位置同定技術の開発を推進しています。この開発においてGNSSの新たな能力は欠かせない要素の一つであり、GNSSレシーバの性能がかつてないほど重要になっています。こうした状況にあってETS-Lindgren社は、ローデ・シュワルツはもとより、多くのモバイル機器メーカーにとっても完璧なパートナーです。同社のEMQuestアンテナ測定ソフトウェアがあれば、5G NRデバイスのGNSS性能評価が簡単に行えるようになるからです」。
ETS-Lindgren社の事業開発シニア・ディレクタJames Young氏も次のように話しています。「当社ETS-Lindgrenは、R&S CMX500ワンボックス・テスタとR&S SMBV100B信号発生器によって、GNSSをカバーする技術を拡大できたことを大変評価しています。ETS-LindgrenのOTAテスト・システムは世界中で設置・運用され、大きなネットワークを形成していますが、ローデ・シュワルツの技術部門と世界規模での緊密な連携を通じて、このネットワークで新世代の無線とその技術を確実に応用できるようになりました。GNSSに加えて、5GのFR1およびFR2のあらゆるモード、LTE、数百ものキャリア・アグリゲーションの組み合わせが、R&S CMX500 OBTを装備したOTAシステムで利用できます。特に研究室のマネージャなら、EMQuestが実現している測定器ドライバの柔軟性を歓迎いただけるに違いありません。R&S CMW500とR&S CMX500の機能がR&S CMX500 OBTに移行されたときのように、新しい技術を追加して最新の測定器へと変えることができるからです。ローデ・シュワルツには素晴らしい実績があるうえ、現時点の実感として、ハードウェアとソフトウェア、システムが5G A-GNSSのために一体となっていることを大きく評価しています」。
5Gに関する測位方法やそのテスト方法について詳しくは、ローデ・シュワルツのホワイトペーパー「Positioning in 5G NR〔5G NRにおける測位技術〕」をダウンロードしてご覧いただけます:
https://www.rohde-schwarz.com/_255392.html
お問い合わせ:
欧州(本社):Christian Mokry(電話:+49 89 4129 13052、email:This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.)
北米:Dominique Loberg(電話:+1 503 523-7951、email:Dominique.Loberg @rsa.rohde-schwarz.com)
アジア太平洋地域:Sze Ming Ng(電話:+603 5569 0011、email:This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.)
ETS-Lindgren社について
ETS-Lindgren社は、電磁エネルギーおよび音響エネルギーを測定・遮蔽・制御するための部品やシステムを製造するグローバル企業です。同社の製品は、電磁両立性(EMC)やマイクロ波/無線のテスト、電磁場(EMF)の測定、人体に対する無線周波数(RF)の安全性モニタリング、磁気共鳴画像法(MRI)、音響環境の制御などに利用されています。
ETS-Lindgren社の本社はテキサス州シーダーパークにありますが、北米・欧州・アジア各地に生産拠点を構えています。同社は、成長産業や商業市場に向けて工業製品を提供するトップサプライヤであるESCO Technologies社の完全子会社です。そのESCO社は、ミズーリ州セントルイスに本社を置き、ニューヨーク証券取引所に上場(証券コードESE)しています。ETS-Lindgren社の詳細はwww.ets-lindgren.comをご覧ください。ESCO社とその子会社について詳しくは、www.escotechnologies.comでご確認いただけます。
R&S®は、Rohde & Schwarz GmbH & Co. KG.の登録商標です。
すべてのプレスリリースは、画像のダウンロードを含め、http://www.press.rohde-schwarz.comからインターネットでご提供しています。
欧州(本社):Christian Mokry(電話:+49 89 4129 13052、email:This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.)
北米:Dominique Loberg(電話:+1 503 523-7951、email:Dominique.Loberg @rsa.rohde-schwarz.com)
アジア太平洋地域:Sze Ming Ng(電話:+603 5569 0011、email:This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.)
ETS-Lindgren社について
ETS-Lindgren社は、電磁エネルギーおよび音響エネルギーを測定・遮蔽・制御するための部品やシステムを製造するグローバル企業です。同社の製品は、電磁両立性(EMC)やマイクロ波/無線のテスト、電磁場(EMF)の測定、人体に対する無線周波数(RF)の安全性モニタリング、磁気共鳴画像法(MRI)、音響環境の制御などに利用されています。
ETS-Lindgren社の本社はテキサス州シーダーパークにありますが、北米・欧州・アジア各地に生産拠点を構えています。同社は、成長産業や商業市場に向けて工業製品を提供するトップサプライヤであるESCO Technologies社の完全子会社です。そのESCO社は、ミズーリ州セントルイスに本社を置き、ニューヨーク証券取引所に上場(証券コードESE)しています。ETS-Lindgren社の詳細はwww.ets-lindgren.comをご覧ください。ESCO社とその子会社について詳しくは、www.escotechnologies.comでご確認いただけます。
R&S®は、Rohde & Schwarz GmbH & Co. KG.の登録商標です。
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