Softing IndustrialのedgeConnector製品がARMプロセッサ32ビットをサポート、新たな開発の選択肢ひろがる

ARM 32ビットとの互換性により、Softing IndustrialのedgeConnector製品の応用範囲が拡大します。

エッジ・アプリケーション用のARMプロセッサ搭載小型デバイスに対する需要が大幅に増加しています。この流れを受けて、すでにSofting Industrialでは実績のあるedgeConnector製品にARMとの互換性を組み込んでいます。

ただし、これまでedgeConnectorソリューションを利用できるのは比較的ハイスペックなPCへの統合に限られていました。昨年6月にはARM 64ビットのサポートを実現していましたが、このたびedgeConnector Siemens・edgeConnector 840D・edgeConnector Modbusの最新バージョン3.80を公開して、小型ハードウェア・ソリューションのためのARM 32ビットもサポートします。

Softing Industrialの製品マネージャーAbel Jimenezは次のように説明しています。「edgeConnector製品にARM 32ビットとの互換性を導入し、当社のイノベーション戦略における重要な一歩を踏み出しました。この開発によって、WAGO社のCompact Controller 100やPFC 200のほか、Allwinner A20といったオープンソース・ハードウェア・ボードなど、エッジ・アプリケーション向けの幅広いデバイスでお客様が当社のソリューションを使用できる可能性が拡大します。当社はこれまで通り、絶えず変わる産業環境のニーズに応えるため、柔軟性の高い最先端ソリューションを提供していくこと使命と考えています」。

edgeConnector製品のDockerベースのソフトウェア・モジュールを使えば、SIMATIC S7やSINUMERIK 840Dのほか、Modbus TCP通信コントローラのプロセスデータにアクセスできます。しかも迅速に導入でき、標準的なハードウェアで動作するうえ、一元管理も容易です。生産現場のデータを革新的で柔軟な産業用IoTソリューションに統合できる、ユーザーにとって分かりやすく安全な方法をとなっています。

ARM 32ビットをサポートするedgeConnectorの新バージョン3.80について、その技術情報を含めた詳細は製品Webサイトをご覧ください。

www.industrial.softing.com