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Infineon News
インフィニオンのGaNソリューションがオムロン ソーシアルソリューションズの日本最小最軽量のV2X充電システム実現に貢献
インフィニオン テクノロジーズは、窒化ガリウム(GaN)ベースの電源ソリューションにおけるインフィニオンの専門知識と、オムロン ソーシャル ソリューションズの革新的な回路トポロジーおよび制御技術を組み合わせることで、電力供給および再生可能エネルギーにおけるワイドバンドギャップ材料の革新を推進するパ
電気の有効活用や送電網のスマート化、電気自動車の普及加速などにより、脱炭素化とデジタル化をさらに推進していきます。
オムロンソーシアルソリューションズは、インフィニオンのCoolGaN™テクノロジーと独自制御技術をマルチV2Xシステム:KPEP-Aシリーズに搭載することにより、EV充放電システムをアップグレードさせ、再生可能エネルギーやグリッドとEVバッテリーとの双方向充放電を実現しています。KPEP-Aシリーズは、従来の類似充放電器の設計に比べ、サイズと重量を60%削減しながら、約6kWの充放電能力を提供する日本で最小かつ最軽量クラス [1] のマルチV2Xシステムです。
インフィニオンのCoolGaN™ソリューションの統合により、V2Xシステムの電力効率は類似の充放電器と比較して、軽負荷時で10%以上、定格時で約4%の効率アップを実現しており、コンデンサーやインダクターなどの受動素子の大幅な小型化を達成しています。効率の向上と小型化により、設置やメンテナンスが容易になり、また、より洗練されたデザインが実現し、設置場所の選択肢を広げています。
インフィニオンのパワー&センサーシステムズ事業部プレジデントのアダム ホワイト (Adam White)は「インフィニオンのCoolGaN™ベースのソリューションは、CO2排出量を削減し、脱炭素化を推進する再生可能エネルギーへの移行を加速させることに直接貢献するものであり、オムロン ソーシアルソリューションズと協業できることを嬉しく思います。また、コンシューマーにとって電気自動車の充電がより簡単で便利になりことで、電気自動車の普及の最大の障壁のひとつを取り除く一助となると考えています」と述べています。
オムロンソーシアルソリューションズ エネルギーソリューション事業本部長の笹脇厚氏は「ワイドバンド ギャップ ソリューションの幅広いポートフォリオを活用することで、当社製品の機能、性能、品質を大幅に向上させることができます。インフィニオンとの協業により、新しく機能アップした充放電システムを構築するためのクラス最高のアプリケーション ノウハウを得ることができ、顧客やエンドユーザーへ満足度の高い製品を提供することができます。インフィニオンとともに、GaNとSiC (炭化ケイ素) ベースのパワーソリューションをさらに発展させ、再生可能エネルギーと電気自動車の普及に貢献できることを楽しみにしています」と述べています。
SiCとGaNからなるワイドバンドギャップ半導体は、電力効率の向上、小型化、軽量化、低コスト化を可能にするため、従来の半導体とは大きく異なります。インフィニオンは、シリコン、SiC、GaNベースのデバイスを含む、最も広範な製品と技術のポートフォリオを提供しています。SiCおよびGaN技術開発において20年以上の伝統を持つリーディング パワー サプライヤーとして、よりスマートで効率的なエネルギー生成、送電、消費のニーズに対応しています。
なお、インフィニオンの正規代理店である株式会社マクニカが、従来のパワーデバイス (MOSFET) の回路とは異なる、GaNとゲートドライブICとのシステムによる設計支援を通じて、今回のパートナーシップの実現に貢献しました。
展示情報
マルチV2Xシステム:KPEP-Aシリーズは、2024年1月24~26日まで東京ビッグサイトにて開催される、ネプコンジャパン2024内の専門展「パワーデバイス&モジュールEXPO」のインフィニオン ブースにて展示いたします。詳細は 以下のサイトをご覧ください。
www.infineon.com